いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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カテゴリー「書評・テレビ評」の記事

『自衛隊海外派遣 隠された「戦地」の現実』 著・布施祐仁

 2016年に「南スーダンPKO日報隠蔽事件」というのがあった。同年7月、陸上自衛隊のPKO派遣部隊がいた南スーダンの首都ジュバで、政府軍と反政・・・

書評・テレビ評2022.5.4 

『外国人労働相談最前線』 著・今野晴貴、岩橋誠

 日本に約173万人いる外国人労働者は、製造業や農漁業、コンビニやスーパー、食品工場、レストランや居酒屋などで働き、現場では不可欠な労働力になっ・・・

書評・テレビ評2022.4.23 

『アメリカの制裁外交』 著・杉田弘毅

 連日、各新聞やテレビが「ロシアへの経済制裁強化を」「戦争犯罪でプーチンを処罰せよ」との大合唱をやっていることに、戦前の「大本営発表」を思い出し・・・

書評・テレビ評2022.4.21 

ドキュメンタリー『ドンバス 2016』  監督 アンヌ=ロール・ボネル

 フランスの女性ジャーナリスト、アンヌ=ロール・ボネルが監督するドキュメンタリー映画『ドンバス 2016』(54分、日本語字幕付)がYouTub・・・

書評・テレビ評2022.4.18 

『消された水汚染――「永遠の化学物質」PFOS・PFOAの死角』 著・諸永裕司

 この本は冒頭、本紙でも紹介した映画『ダーク・ウォーターズ』から始まる。米オハイオ州のデュポンの工場で、テフロンの名前で知られるフライパンの焦げ・・・

書評・テレビ評2022.4.16 

『進駐軍向け特殊慰安所RAA』 著・村上勝彦

 日本軍の従軍慰安婦問題についてはこの30年来、さまざまに論議されてきたが、敗戦直後に日本政府が日本を単独占領したアメリカ軍兵士のために、国策と・・・

書評・テレビ評2022.4.14 

『世界マネーの内幕――国際政治経済学の冒険』  著・中尾茂夫  

 本書は日本の敗戦を出発点として、バブルとその崩壊、そして冷戦後日本の転換点としての不良債権処理、リーマン・ショックを、世界マネー戦争という視点・・・

書評・テレビ評2022.4.9 

『タリバン台頭――混迷のアフガニスタン現代史』 著・青木健太

 アフガニスタンのタリバンといえば、「恐怖政治」とか「女性の人権の抑圧」というのがメディアが流すイメージの定番だ。米バイデン政権はタリバン政権を・・・

書評・テレビ評2022.4.9 

『この国の危機管理失敗の本質』 著・柳田邦男

 11年目となる3・11から間もない3月16日夜、福島県沖を震源とした地震があり、福島県と宮城県で震度6強を観測した。地震から5日経った21日夜・・・

書評・テレビ評2022.4.2 

『731部隊全史――石井機関と軍学官産共同体』 著・常石敬一

 ウクライナ危機をめぐって、ロシアが「米国がウクライナでの生物兵器開発計画に関与している」と批判すれば、アメリカは「ロシアこそ生物兵器を使おうと・・・

書評・テレビ評2022.4.2 

ドキュメンタリー映画『ウクライナ・オン・ファイヤー』 監督 オリバー・ストーン

 オリバー・ストーン監督のドキュメンタリー映画『ウクライナ・オン・ファイヤー』(2016年制作、日本語字幕付き・1時間32分)が、YouTube・・・

書評・テレビ評2022.4.1 

『パンデミック監視社会』 著 デイヴィッド・ライアン 訳 松本剛史

 本書は、新型コロナウイルスの感染拡大のもと、「猛威を振るうウイルスに対処するため」といって、GAFAなどの巨大IT企業と国家とが結託して監視技・・・

書評・テレビ評2022.3.25 

米国仕込みの偏向報道に躍るメディア 『ウクライナ・ゲート』(著・塩原俊彦)にみる

 ウクライナ問題をめぐる新聞やテレビの一連の扇情的な報道はおよそ客観的とはいいがたい。それは、ウクライナ現地で記者がみずから調べ歩いて確かめた記・・・

書評・テレビ評2022.3.17 コメント(1)

『東京大空襲の戦後史』 著・栗原俊雄

 米軍が戦時中に日本に対しておこなった無差別爆撃は、戦時下でも民間人を狙わないとした国際法に違反する蛮行だった。なかでも1945年3月10日未明・・・

書評・テレビ評2022.3.17 

ドキュメンタリー『ウクライナ・オン・ファイヤー』 監督 オリバー・ストーン

※画像をクリックすると本編日本語字幕版(youtube※ログイン必要)にアクセスできます。(視聴できない方はこちら→odysee動画)  201・・・

書評・テレビ評2022.3.4 コメント(6)

『監視資本主義』 著 ショシャナ・ズボフ 訳 野中香方子

 『スノーデン・ファイル徹底検証――日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたか』(毎日新聞出版)などの著書がある、ジャーナリストの小笠・・・

書評・テレビ評2022.2.26 

『コロナ禍のアメリカを行く』 著 デール・マハリッジ 訳 上京恵

 ジャーナリストの著者は、40年間にわたってアメリカの貧困問題を取材し、記事にしてきた。2020年5月、著者は近所に住む造園技師がコロナ・パンデ・・・

書評・テレビ評2022.2.17 

『権力にゆがむ専門知 専門家はどう統制されてきたのか』 著・新藤宗幸

 新型コロナウイルス感染症による社会経済の危機は、改めて政治と専門知との関係を問い直すものとなった。平たくいえば、安倍・菅政府が専門家の科学的知・・・

書評・テレビ評2022.2.6 

『一万円選書』 著・岩田徹

 「一万円選書」というタイトルからは、こんなに深く、また温かい話だとは想像できなかった。多くの町の本屋が姿を消すなかで、この本屋は取次から送られ・・・

書評・テレビ評2022.2.1 

『荒野に希望の灯をともす』 企画・販売 ペシャワール会

 アフガニスタンとパキスタンで35年間にわたって、疫病や戦乱、そして干ばつに苦しむ現地の人々に寄り添いながら、支援活動をおこなってきた中村哲医師・・・

書評・テレビ評2022.1.30