いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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カテゴリー「書評・テレビ評」の記事

『731部隊全史――石井機関と軍学官産共同体』 著・常石敬一

 ウクライナ危機をめぐって、ロシアが「米国がウクライナでの生物兵器開発計画に関与している」と批判すれば、アメリカは「ロシアこそ生物兵器を使おうと・・・

書評・テレビ評2022.4.2 

ドキュメンタリー映画『ウクライナ・オン・ファイヤー』 監督 オリバー・ストーン

 オリバー・ストーン監督のドキュメンタリー映画『ウクライナ・オン・ファイヤー』(2016年制作、日本語字幕付き・1時間32分)が、YouTube・・・

書評・テレビ評2022.4.1 

『パンデミック監視社会』 著 デイヴィッド・ライアン 訳 松本剛史

 本書は、新型コロナウイルスの感染拡大のもと、「猛威を振るうウイルスに対処するため」といって、GAFAなどの巨大IT企業と国家とが結託して監視技・・・

書評・テレビ評2022.3.25 

米国仕込みの偏向報道に躍るメディア 『ウクライナ・ゲート』(著・塩原俊彦)にみる

 ウクライナ問題をめぐる新聞やテレビの一連の扇情的な報道はおよそ客観的とはいいがたい。それは、ウクライナ現地で記者がみずから調べ歩いて確かめた記・・・

書評・テレビ評2022.3.17 コメント(1)

『東京大空襲の戦後史』 著・栗原俊雄

 米軍が戦時中に日本に対しておこなった無差別爆撃は、戦時下でも民間人を狙わないとした国際法に違反する蛮行だった。なかでも1945年3月10日未明・・・

書評・テレビ評2022.3.17 

ドキュメンタリー『ウクライナ・オン・ファイヤー』 監督 オリバー・ストーン

※画像をクリックすると本編日本語字幕版(youtube※ログイン必要)にアクセスできます。(視聴できない方はこちら→odysee動画)  201・・・

書評・テレビ評2022.3.4 コメント(6)

『監視資本主義』 著 ショシャナ・ズボフ 訳 野中香方子

 『スノーデン・ファイル徹底検証――日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたか』(毎日新聞出版)などの著書がある、ジャーナリストの小笠・・・

書評・テレビ評2022.2.26 

『コロナ禍のアメリカを行く』 著 デール・マハリッジ 訳 上京恵

 ジャーナリストの著者は、40年間にわたってアメリカの貧困問題を取材し、記事にしてきた。2020年5月、著者は近所に住む造園技師がコロナ・パンデ・・・

書評・テレビ評2022.2.17 

『権力にゆがむ専門知 専門家はどう統制されてきたのか』 著・新藤宗幸

 新型コロナウイルス感染症による社会経済の危機は、改めて政治と専門知との関係を問い直すものとなった。平たくいえば、安倍・菅政府が専門家の科学的知・・・

書評・テレビ評2022.2.6 

『一万円選書』 著・岩田徹

 「一万円選書」というタイトルからは、こんなに深く、また温かい話だとは想像できなかった。多くの町の本屋が姿を消すなかで、この本屋は取次から送られ・・・

書評・テレビ評2022.2.1 

『荒野に希望の灯をともす』 企画・販売 ペシャワール会

 アフガニスタンとパキスタンで35年間にわたって、疫病や戦乱、そして干ばつに苦しむ現地の人々に寄り添いながら、支援活動をおこなってきた中村哲医師・・・

書評・テレビ評2022.1.30 

『ルポ コロナ禍の移民たち』 著・室橋裕和

 建設現場で働くベトナム人の技能実習生に対し、同僚の日本人従業員がくり返し暴行を働いていたことがニュースになり、それを見て、技能実習生たちがどの・・・

書評・テレビ評2022.1.25 

『米中対立 アメリカの戦略転換と分断される世界』 著・佐橋亮

 昨年は、米中国交樹立につながる大統領補佐官キッシンジャーの極秘訪中から50年目に当たる年だった。現在アメリカは、世界で影響力を強める中国に対し・・・

書評・テレビ評2022.1.16 

『ヨーロッパ・コーリング・リターンズ』 著・ブレイディみかこ

 1996年から英国ブライトンで暮らすライターの著者は、2016年に刊行した『ヨーロッパ・コーリング』(岩波書店)のなかで、新自由主義に対抗する・・・

書評・テレビ評2022.1.10 

『二極化する学校―公立校の「格差」に向き合う』 著・志水宏吉

 イギリスのサッチャーによる新自由主義改革を真似て、この20年間、小泉・安倍政府が教育に市場原理や成果主義を持ち込もうと動いてきた。小・中学校を・・・

書評・テレビ評2021.12.24 

『東京五輪の大罪』 著・本間龍

 安倍首相の「アンダーコントロール」発言から始まった東京五輪は、多くの医療関係者が危惧を表明するなかで開催を強行し、大会期間中はコロナ感染者が1・・・

書評・テレビ評2021.12.24 

『世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔』 著 ニコラス・ジャクソン 訳 平田光美、平田完一郎

 消費者も、零細商店や中小企業も苦しめる消費税10%。「税金は弱い者からしぼりとるのではなく、とれるところからとれ!」との声は多い。しかも消費税・・・

書評・テレビ評2021.12.14 

『京大おどろきのウイルス学講義』 著・宮沢孝幸

 新型コロナウイルスの国内感染が一山越した時点で、新たな変異ウイルス「オミクロン株」の世界的な感染が広がりを見せている。感染力の高い変異株のあい・・・

書評・テレビ評2021.12.9 

『京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと』 著・山極寿一

 40年間にわたってアフリカでゴリラの研究に勤しみ、2014年から6年間は京大総長として大学改革を現場で実行する側にいた著者が、みずからの体験を・・・

書評・テレビ評2021.12.9 

『日本の食と農の未来』 著・小口広太

 「コロナ禍で消費者の意識、食に対する考えが変わってきている」そうだ。食料自給や地産地消などのローカル・フードシステムへの見直しが始まり、都市生・・・

書評・テレビ評2021.11.15