かつて高度経済成長期の頃、マスコミが「日本は一億総中流社会」と騒いだことがあった。それは、国民の多くが自分の暮らしが上流でも下流でもなく、その・・・
書評・テレビ評2025.11.18 コメント(1)
「グローバルサウス」という言葉がマスコミを賑わすようになったのは、つい最近のことのように思われる。それは、単にこれまで「開発途上・・・
書評・テレビ評2025.11.3
夕方に集団で自転車に乗っている東南アジアから来たと思われる若者たちの姿をよく目にする。この本を読みながら彼ら彼女らの姿が思い起こされた。一人一・・・
書評・テレビ評2025.10.30
「二十四の瞳」などで知られる作家、壺井栄の戦争末期短編集『絣の着物』が琥珀書房から出版された。標題の「絣の着物」を含む13編(うち3編は国内未・・・
書評・テレビ評2025.10.16
子どもの長時間のスマホ依存が問題になるなか、愛知県豊明市で、余暇時間のスマホ使用を1日2時間以内を目安に、また小学生は午後9時まで、中学生以上・・・
書評・テレビ評2025.10.16
現在、二つの戦争(ウクライナ戦争とイスラエルのガザ侵攻)の処理をめぐって西側世界が大きく揺らいでいる。その過程で、トランプが大統領として再登場・・・
書評・テレビ評2025.10.13
日本は極東の孤立した島国であり、一時の鎖国政策と相まって、世界史の流れとは独立した歴史を築いてきたかのように考える向きがある。それは、「日本を・・・
書評・テレビ評2025.10.4
1982年7月、「関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し慰霊する会・準備会」が発足し、9月に東京の荒川河川敷で初めて遺骨の試掘をおこなっ・・・
書評・テレビ評2025.9.20
「かつて日米の戦いの激戦地だった太平洋。その海と島々は今、環境破壊の激戦地になっている」 この本の著者は1937年生まれで、メ・・・
書評・テレビ評2025.9.9
著者は戦時中、『朝日新聞』記者としてインパール作戦の従軍記者となり、最前線で取材に当たった人物だ。インパール作戦はビルマの山中に若い日本兵のお・・・
書評・テレビ評2025.8.9
本書は、昨年3月に国際刑事裁判所(ICC)の所長に就任した赤根智子氏が語りおろしたものである。現在、ICCが直面している最大の問題は、ICCが・・・
書評・テレビ評2025.8.9
7月の参議院選挙では、与党の自公が過半数割れを喫するとともに、右派ポピュリズムの新興政党がうさんくささをともないつつ台頭した。実はこれは世界的・・・
書評・テレビ評2025.8.3
毎年のように日本列島のどこかを襲う自然災害。国は被災地を放置し、地方の田舎である被災現場は少子高齢化で助け合いもままならない。そんなときに頼り・・・
書評・テレビ評2025.7.5
小学生同士のケンカなのに、そこに親が口を出し、教師の指導が悪いといいはって聞かない。そうした親はごく少数なのだが、声が大きいだけに学校が対応に・・・
書評・テレビ評2025.5.31 コメント(2)
この本は、インドの現職の外務大臣の講演録である。著者は、40年間の外交官時代には、日本、チェコ、シンガポール、中国、アメリカの大使などを歴任し・・・
書評・テレビ評2025.4.22
かつて、20世紀のおよそ約四半世紀にわたって、コミンテルン(第三インターナショナル)という組織が各国の労働者階級を中軸にした革命闘争の司令塔と・・・
書評・テレビ評2025.4.22
幼い男の子チョルスの祖父は、念願だった中華料理店「和平飯店」をオープンさせる。民族衣装を着た楽団がお祝いの音楽を奏で、ピエロが出てきてみんなを・・・
書評・テレビ評2025.4.17 コメント(1)
イスラエル軍によるガザ地区へのジェノサイドが15カ月も続き、米大統領トランプが「アメリカがガザを所有し、高級リゾート地にする」といったまさにそ・・・
書評・テレビ評2025.3.27
2024年元日に震災に見舞われた石川県・能登半島。「能登の里山里海」は2011年にユネスコの世界農業遺産に認定された。生物多様性や農村共同体を・・・
書評・テレビ評2025.3.27
グローバルサウスのリーダーとして国際社会で指導的な役割を発揮しようとしているブラジル。そのブラジルの今を知るための入門書といえる。  ・・・
書評・テレビ評2025.3.1