いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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カテゴリー「書評・テレビ評」の記事

『遺伝子組み換えルーレット』(DVD) ジェフリー・M・スミス 原作

 種子法の廃止、種苗法の改正論議、遺伝子組み換え(GM)食品の氾濫など、食の安全が揺らいでいる。輸入に依存する日本は、大豆や小麦をはじめとした穀・・・

書評・テレビ評2020.9.15 

『ネクスト・シェア』 著・ネイサン・シュナイダー 訳・月谷真紀

 著者はジャーナリストで、米コロラド大学ボルダー校助教授。2011年に始まった「ウォール街を占拠せよ」やスペインの15M運動などの担い手が、まだ・・・

書評・テレビ評2020.9.6 

『汽水の匂いに包まれて』 著・畠山重篤

 著者は父の始めた牡蠣養殖業を受け継ぎ、三陸リアス式海岸の宮城県気仙沼湾でカキやホタテの養殖をしている一漁民であり、NPO法人「森は海の恋人」理・・・

書評・テレビ評2020.8.29 

『日本人はなぜ自虐的になったのか』 著・有馬哲夫

 著者は早稲田大学教授(メディア論)。「先の大戦は、アメリカが日本軍国主義をアジア諸国から排除した戦争で、それは正義の戦争だった」「原爆投下は戦・・・

書評・テレビ評2020.8.22 

『魚食の人類史』 著・島泰三

 本書は1960年代の下関、ある鮮魚商の店先から始まる。著者の母は下関市彦島で鮮魚商を営んでおり、マイワシ、ウルメ(イワシ)、カタクチイワシ、ま・・・

書評・テレビ評2020.8.8 

『バッタを倒しにアフリカへ』 著・前野ウルド浩太郎

 アフリカや南西アジアで、たった1日で2500人分の食料を食い尽くすといわれるサバクトビバッタが大発生し、各国で深刻な食料危機を引き起こしている・・・

書評・テレビ評2020.8.1 

『餓死した英霊たち』 著・藤原彰

 1937(昭和12)年に本格化した日中戦争と1941(昭和16)年に始まり45年まで続いた太平洋戦争で、日本軍の戦没者は約230万人だったが、・・・

書評・テレビ評2020.7.26 

『ワイルドサイドをほっつき歩け』 著・ブレイディみかこ

 英国イングランド南部のブライトンに在住する著者は、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で、底辺中学校に入学した息子と友だち、家族の波・・・

書評・テレビ評2020.7.2 

『風と共に去りぬ』巡って アメリカ映画にみる黒人差別と抵抗の歴史

 アメリカで黒人男性が白人警官に殺害されたことをきっかけに全米、全世界で奴隷制と人種差別への抗議行動が広がるなか、映画『風と共に去りぬ』が人種差・・・

書評・テレビ評2020.7.2 コメント(1)

『武器としての資本論』 著・白井聡

 『資本論』といえば、資本主義の全体系を本質的に解明したカール・マルクスの古典的労作である。だが、その重厚な内容とともに抽象的な論理的記述が、と・・・

書評・テレビ評2020.6.18 

米国の残酷な黒人差別の歴史 歴史家や小説家の書籍から紐解く

400年前の奴隷貿易が発端    米国ミネソタ州で白人警官が黒人男性に暴行して殺害した事件を契機に、全米各地で抗議デモが巻き起こり、人・・・

書評・テレビ評2020.6.9 

『5Gから身を守る』 著・古庄弘枝

 電磁波が人体や自然に与える被害の実態について講演活動を続けるノンフィクションライターが2月に出版した。5Gが自動運転車や工場で自動的にロボット・・・

書評・テレビ評2020.5.29 コメント(1)

『レ・ミゼラブル』が描いた19世紀のパリ 王政が放置した下水道の探索 今日につながる公衆衛生の営み

 コロナ禍に立ち向かい外出自粛による閉塞感をうち破ろうと、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の歌曲「民衆の歌」を、俳優や歌手あるいは家族や若い仲間同・・・

書評・テレビ評2020.5.27 

感染症と格闘した人類の歴史 研究者らの著作から学ぶ

 新型コロナウイルスの感染拡大が世界を覆い、日本では緊急事態宣言の解除へ進んでいるものの、秋には第二波も予測されるなど不安な日々が続いている。こ・・・

書評・テレビ評2020.5.26 

『ルヴァンとパンとぼく』 著・甲田幹夫

 国産小麦にこだわり、添加物を入れず、自家培養発酵種のパンをつくり続けて35年の、パン屋のオーナーの自伝的エッセイである。パンづくりの現場のルポ・・・

書評・テレビ評2020.5.20 

『アメリカン・プリズン』 シェーン・バウアー 著 満園真木 訳

 国民皆保険がなく、医療が民営化され、貧乏人が医者にかかれないアメリカで、新型コロナウイルスの感染者数と死者数が世界トップを更新し続けている。そ・・・

書評・テレビ評2020.5.19 コメント(1)

『人類と病――国際政治から見る感染症と健康格差』 著・詫摩佳代

 著者は東京都立大学法学政治学研究科教授。グローバル化が進む今、感染症は簡単に国境をこえてしまうので、国際保健協力なくして人類は感染症にうち克つ・・・

書評・テレビ評2020.5.13 

『災害ユートピア』(レベッカ・ソルニット著)にみる 災害の中で生まれる人々の連帯感

 新型コロナウイルスの感染拡大のなかで、ときどき信じがたいニュースが飛び込んでくる。コロナ感染患者の治療に奮闘する病院で、そこに勤務する看護師の・・・

書評・テレビ評2020.5.9 コメント(1)

カミュの『ペスト』が問うているもの 極限のなかで生まれる立ち向かう力

 新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に広がるなか、フランスの作家、アルベール・カミュが一九四七年に発表した『ペスト』が読まれているという。『ペ・・・

書評・テレビ評2020.4.17 

『サル化する世界』 著・内田樹

 著者は神戸女学院大学名誉教授。著者のいう「サル化」とは、中国の春秋戦国時代(紀元前8世紀から同3世紀)の、宋の説話「朝三暮四」のサルのことだ。・・・

書評・テレビ評2020.4.14