いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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カテゴリー「教育・文化」の記事

国の未来のため大学予算増額を 国大協「もう限界」と訴え 研究者育たず学術は崩壊【声明全文】

(6月12日付掲載)  国立大学協会(永田恭介会長)が7日、「我が国の輝ける未来のために」と題する緊急の声明を公表した。国立大学の活動を支える運・・・

教育・文化2024.6.18 

【記者座談会】教育現場の無気力こそが心配 何するにも叩かれる構造 切り裂かれた親と教師の信頼関係 受益者と子守役に分断

 運動会の廃止・縮小について考える本紙の教育記者座談会「子どもたちを鍛えるのは悪か?」の紙面をきっかけにして、教育関係者や父母から読後の意見や感・・・

教育・文化2024.6.14 

「世界の社会運動から学ぶ、不平等を生み出す債務に立ち向かう方法」 奨学金問題で反貧困ネットワーク埼玉が学習会

(2024年6月5日付掲載)  世界中で富裕層と貧困層の社会的格差が拡大しつづけるなか、日本でも大学などへの進学のために2・7人に1人が奨学金を・・・

教育・文化2024.6.10 

【記者座談会】子どもたちを鍛えるのは悪か? 運動会の廃止・縮小を考える 失われる経験の機会 「そのままの君」の酷

 山口県下関市では5月中に多くの小学校で春の運動会が実施された。この数年来、運動会は、コロナ禍を契機に中止および午前中開催に切り替わり、種目も選・・・

教育・文化2024.6.4 コメント(1)

書店と図書館の連携―書店の減少と経産省「書店振興プロジェクト」について 日本図書館協会図書館の自由委員会前委員長・西河内靖泰

私たちの目指すものは「まちの図書館化」ということ    書店の減少や出版市場の減退が深刻ななかで、経済産業省が「書店振興プロジェクト」・・・

教育・文化2024.4.18 

ベルリン国際映画祭閉会式をめぐる映画人と政府の対応に差 イスラエルとパレスチナの映画制作者たちの作品が最優秀賞に

 今年のベルリン国際映画祭の最優秀ドキュメンタリー賞に、イスラエルとパレスチナの映画制作者集団が監督した『ノー・アザー・ランド』が選ばれ、あわせ・・・

教育・文化2024.3.18 

パレスチナ難民が抱えてきた苦渋の体験と感情世界を描く パレスチナ人作家カナファーニーの短編

 イスラエルのガザ虐殺への抗議が世界を席巻するなかで、パレスチナ人作家ガッサーン・カナファーニー(1936~1972年)の作品に新たな関心が集ま・・・

教育・文化2024.2.12 

中南米での左派政権復活の底流にある思想とは 民衆を導くリーダーの指針と教育観 ブラジルの哲学者パウロ・フレイレの著作にみる

 中南米各国で近年、ドミノ倒しのように左派政権が誕生している。一昨年10月末には新興国を代表するブラジルの大統領選でルラ元大統領(労働者党)が勝・・・

教育・文化2024.2.4 コメント(2)

「馬鹿にしている」――『妖怪の孫』の反響について 映画監督・内山雄人

 昨年3月17日に公開された「妖怪の孫」。しかし公開の前から想像もしなかった逆風にさらされた。    まず全国24館スタートという上映・・・

教育・文化2024.1.10 

大学でこれから、起きること 武蔵野学院大学特任教授・島村英紀

 日本の注目論文は、1位中国の7%。イランに抜かれ、過去最低の13位に転落した。引用された回数の多い論文の数で、注目度が高いことを示す。 &nb・・・

教育・文化2024.1.10 

映画で若い世代に伝えるガザ地区の「素顔の日常」 ユナイテッドピープル代表・関根健次氏の講演より

 福岡県立ひびき高校(北九州市戸畑区)の生徒らによる映画『ガザ 素顔の日常』(ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネル監督。2019年公開・92・・・

教育・文化2023.12.28 

加速する軍事研究と科学者の倫理――「新しい戦前」に再び動員されないために 名古屋大学名誉教授・池内了

■科学・技術と戦争の関係    最初に、科学・技術と戦争の関係を言っておこう。戦争に科学・技術が使われるということだ。科学・技術は兵器・・・

教育・文化2023.12.23 

「みんなの居場所」小倉・昭和館が復活 焼失から477日目に 映画人が後押ししクラウドファンディングで支援集まる

 2022年4月と8月に2度の大規模火災に見舞われた北九州市小倉の旦過市場――。その一角にあった老舗映画館「昭和館」(1939〈昭和14〉年創業・・・

教育・文化2023.12.19 

学問探究投げ捨てる愚行 議論もなくスピード可決した国立大学法人法改正 国立大学まで政財界の利権の具に

 臨時国会でひっそりと審議入りした国立大学法人法改正案が17日、衆院文部科学委員会で採択され、与党の賛成多数で可決された。同法改正は、一定規模の・・・

教育・文化2023.11.21 コメント(1)

広島市平和教育教材『はだしのゲン』削除問題を考える 日本図書館協会・図書館の自由委員長 西河内靖泰

 広島市教育委員会が、小学生向けの平和教育の教材からマンガ『はだしのゲン』を削除する方針を決めたことが物議をかもしている。市教委は2013年度に・・・

教育・文化2023.3.27 コメント(1)

大学でいま、起きていること 武蔵野学院大学特任教授・島村英紀

 2004年に国立大が独立法人化して以降、国からの運営費交付金が年に5%ずつ減少していくなかで、財政難が続いている。    独立法人化・・・

教育・文化2023.1.8 

軍拡にタガが外れた日本 名古屋大学名誉教授・池内了

 ロシアのウクライナ侵攻以来、日本では「敵国」の侵略を抑止するためとして軍拡が叫ばれ、軍事研究推進の提案が大っぴらに、かつ矢継ぎ早に公表されてい・・・

教育・文化2023.1.7 

朝鮮人虐殺にどう向き合うか――関東大震災から来年で100年 東京都人権部が映像作品を上映禁止に

 東京都の人権啓発活動の拠点「都人権プラザ」(港区)で開催中の企画展で、関東大震災での朝鮮人虐殺を扱った美術作家・飯山由貴氏の映像作品が上映中止・・・

教育・文化2022.12.27 

広島こども図書館の移転問題から考える「まちの図書館化」計画  日本図書館協会図書館の自由委員会委員長・西河内靖泰氏に聞く

 広島市は、「こども図書館」「中央図書館」「映像文化ライブラリー」を集約し、広島駅前の商業施設エールエールA館へ移転する計画を昨年11月にうち出・・・

教育・文化2022.10.1 

「遅すぎた目覚め」(抄)――山口県が生んだ詩人・礒永秀雄の戦後出発 

 現在、ウクライナ戦争を契機にして、軍事力強化や敵基地攻撃能力の保持、武力行使を可能にするための憲法改定が声高に叫ばれている。米中対立の火種がく・・・

教育・文化2022.6.16