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石崎(元自民党県連会長)は早く崖を直せ  住民の安全脅かすのは自民党の体質か?

8年間放置 ゲリラ豪雨心配する住民たち

 

 下関市入江町の王江小学校運動場下の住宅街のなかにある崖が、長年崩れかかった状態のままで放置され続けている。問題になっている土地の大部分を所有しているのが、近くでアパートを経営している元自民党県連会長の石崎幸亮氏(元県議)だ。

 

 十数年前に崖の下の民家に垂れ下がっていた木を伐採したことで根の力が弱り、崖崩れ寸前の状態になってきた。当時、石崎氏が落石を防ぐネットや柵をつくったが、年月とともに石がそこに溜まり、約8年前、住民が市に通報したことから、緊急に上からブルーシートをかける応急工事を市の負担でおこなった。民有地であるため、市は応急処置以上の対応はできなかった。責任は所有者の石崎氏にあり、住民は即座に対応するよう求めてきた。2011年11月にこの崖の対応について石崎幸亮氏の息子・寛氏に取材したさい、「工事は来年の夏(2012年夏)までに必ずやる」と答えていた。


 ところがそれ以来、1度だけネットにたまった石をとり除きに来ただけで工事をする気配は一切なく、足を運ぶ様子もないと住民たちは話題にしている。崖の付近に住む住民によると、毎年、台風や大雨が降るたびに崖が崩れはしないかと心配になり、7月上旬に大雨が続いたさいに市に連絡したという。


 2年前には崖の上方の王江小学校の運動場との接点部分に木が高くのび、枝が折れて落ちてきたり、大風が吹くと根っこが揺れいつ木が倒れてくるかわからない状態になったことから、住民が木の剪定を要望して教育委員会がすぐに対応した。

 

 「最近、石垣の隙間が広がってきている。今から台風のシーズンになり、いつ何かの衝撃で崩れるかわからない。早く対応してほしい」「これほど長年月にわたって放置しているということは、もっと危険な状態にして市が緊急工事に乗り出すのを待っているのだろうか」とも語られている。

 

 県議会議員となり、自民党山口県連会長までつとめた人物が、自分が所有する土地によって日日危険と隣り合わせで生活しなければならない住民に対して思いがいたらないことについて、多くの人が問題視している。崖が崩落してもかまわないという姿勢に批判の声は高まっている。

 

 なお石崎幸亮氏は下関国際高校の理事長を長年務めてきたが、今年度いっぱいで退職することが決まった。息子の寛氏も同校で事務長を務めていたが「一身上の都合」を理由に6月末で辞職しなければならないことになった。石崎家が所有する崖はかろうじて崩れず大事にはいたっていないが、本人たちは崖から転落するような事態を迎えている。これは崩れかかった崖に対応しないことの因果応報ではあるまいかと話題になっている。

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