いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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カテゴリー「書評・テレビ評」の記事

『黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル』 著・宮田律

 6月のホルムズ海峡での日本タンカーへの攻撃や、9月のサウジアラビア石油施設への攻撃をとりあげて、米国やサウジアラビア、イスラエルは「イランの犯・・・

書評・テレビ評2019.10.4 

『消費税が国を滅ぼす』 著・富岡幸雄

   著者は先の大戦で学徒出陣を体験し、敗戦後は税務署勤務のかたわら中央大学法学部の夜間部に通って税理士資格を得、その後国税庁から中央・・・

書評・テレビ評2019.10.2 

『団地と移民』 著・安田浩一

 敗戦後から高度成長期にかけて、団地(公営の集合住宅)の造成は国策で、首都圏を中心に大規模なニュータウンが次次と建設され、労働力の東京一極集中を・・・

書評・テレビ評2019.9.24 

『本屋がアジアをつなぐ』 石橋毅史・著

 巷では「スマホ漬け」が進み、紙の本は古くて重いものとして需要が減少し、書店は減り続けている。だが、それでも本屋になる人が絶えることなく出現して・・・

書評・テレビ評2019.9.17 

『生命科学クライシス』 リチャード・ハリス著 寺町朋子訳

 19世紀に近代医学が誕生してから、医療はめざましい進歩を遂げてきた。そして、この医療など人命にかかわる分野に直結する生命科学は、2003年には・・・

書評・テレビ評2019.9.10 

『平成とは何だったのか 「アメリカの属州」化の完遂』 著・斎藤貴男

 ジャーナリストの著者は、元号による時代区分は日本だけの決め事でしかないと断りつつ、1989年からの平成の30年間を、「バブルの終焉とNTT株の・・・

書評・テレビ評2019.9.3 コメント(1)

『売り渡される食の安全』 著・山田正彦

 著者は弁護士で元農水大臣。現在TTPや種子法廃止の問題点についての講演や勉強会をおこなっている。    安倍政府は、日本人の主食であ・・・

書評・テレビ評2019.8.29 コメント(1)

『国語教育の危機』 著・紅野謙介

 来年の1月で大学入試センター試験が廃止になり、再来年から大学入学共通テストに変わる。とくに大きく変わるのが国語で、マークシートだけから記述式が・・・

書評・テレビ評2019.8.26 

『どうする? 日本の水道』 アジア太平洋資料センター制作 監督・土屋トカチ

 アジア太平洋資料センター(内田聖子・共同代表)が新たにDVD『どうする? 日本の水道』(土屋トカチ監督)を制作した。約40分の短編だが、日本の・・・

書評・テレビ評2019.8.26 

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 著・ブレイディみかこ

 著者の『子どもたちの階級闘争』の続編で、底辺中学校に入学することになった息子とその友だち、家族の波瀾万丈の日日を描いている。    ・・・

書評・テレビ評2019.8.23 

NHK・ETV特集 『忘れられた“ひろしま”』

 原爆投下直後の広島の惨状を描いた映画『ひろしま』(関川秀雄監督)は、多数の広島市民がエキストラとして参加するなど、日本映画史上空前の規模の作品・・・

書評・テレビ評2019.8.22 コメント(1)

『安倍三代』 著・青木理

 本書は現首相・安倍晋三とその父・晋太郎(外相や自民党幹事長を歴任)、そして父方の祖父・安倍寛(戦前の衆議院議員)をめぐるルポルタージュである。・・・

書評・テレビ評2019.8.22 コメント(1)

『法隆寺を支えた木』 著・西岡常一、小原二郎

 欧米の「石の文化」「鉄の文化」に対して日本は「木の文化」といわれることがある。日本人が木以外の材料で建築をしなかった歴史から来ているという。日・・・

書評・テレビ評2019.8.11 コメント(1)

映画『新聞記者』 監督・藤井道人

 映画『新聞記者』が話題となっている。参議院選挙の最中に上映されたことも重なって首都圏の映画館では連日満席が続いているという。日本でここ2、3年・・・

書評・テレビ評2019.7.27 コメント(1)

『あざみの花 The Thistle Flower』 装い新たに出版

 長周新聞社は2017年に発行した絵本『あざみの花』(作・古川豊子、絵・西沢昌子)を英語に翻訳し、『あざみの花 The Thistle Flow・・・

書評・テレビ評2019.7.24 

『82年生まれ、キム・ジョン』 著 チョ・ナムジュ 訳 斎藤真理子

 3年前に韓国で発売され100万部をこえるベストセラーとなった小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(著・チョ・ナムジュ)。日本でも2018年末に出・・・

書評・テレビ評2019.7.13 

『移民クライシス』 著・出井康博

 安倍政府が「特定技能」という新しい在留資格をつくったため、今年4月から外国人が単純労働を目的に入国できるようになった。しかし同じく4月以降、日・・・

書評・テレビ評2019.7.11 

『地球温暖化の不都合な真実』 マーク・モラノ著 渡辺正訳

 温室効果ガス(CO2)による「地球温暖化」が大大的に宣伝されるようになって30年になる。この間、アル・ゴア(元米副大統領)の『不都合な真実』が・・・

書評・テレビ評2019.7.2 

『ゲノム編集の光と闇』 著・青野由利

 安倍政府はゲノム編集をイノベーション戦略の核となる技術の一つと位置づけており、3月には厚労省がゲノム編集食品の安全審査を原則不要にする報告書を・・・

書評・テレビ評2019.6.23 

『「反緊縮」宣言』 松尾匡・編

 新自由主義・グローバリズムのもとで貧富の格差が著しく拡大し、1%の超富裕層のための政治から99%の働く者の生活の繁栄をめざす政治への転換を求め・・・

書評・テレビ評2019.6.22