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婦女暴行魔を逮捕せよ  下関市豊浦町の旅館で事件 安倍派の思い上がり反映

 自民党安倍派の関係者が飲み屋で婦女暴行を働いていたことが、この間、下関の裏通りでひっそりと話題にされてきた。女性たちの世間体が関わっているだけに表に出しにくく、多くが泣き寝入りや金銭をつかまされての示談で処理され、徹底的な箝口令が敷かれて葬り去られてきたが、そのうちの一件が表に出てこようとしている。
 
 現場から逃げた林透市議

 安倍代議士が首相に上り詰めた下で、取り巻きの子分たちまで気持ちが大きくなってしまい、婦女暴行という犯罪行為にもかかわらず、被害届を出しても警察が動かない。本紙はこの1カ月近く、関係する人人に真相を確認しながら取材を進めてきた。被害女性の匿名性を守りつつ誰が何をしたのか報道することにした。


 事件が起こった場所は、豊浦町川棚にある旅館内に併設されたバー「マグノリア」だった。5月12日、被害者となった女性スタッフAさんは、お客さんをもてなしていた。そこにあらわれたのが黒井地区で会社を経営しているT社のY社長(ライオンズクラブの昨年幹事)やその従業員1人、介護施設に食料などを納品しているK社のN社長(ライオンズクラブの一昨年幹事)、市内建築企業のAクラスにあたるY工務店の不動産部門・D社のU氏(ライオンズクラブ現幹事)、市議会議員でこの春まで副議長をしていた林透(ライオンズクラブのゾーンチアパーソン)の5人だった。


 どこかで飲んできて、二次会の場に選ばれたのが彼ら行きつけのマグノリアで、入ってくるなり酔っていたY氏が「オレにキスしろ」とAさんに要求し、断ったことが原因で暴行が始まった。殴るだけでなく、首をつかんで頭を激しく振ったり、ヘッドロックをして絞めたり、鼻の穴をつかんで口を開けてビールを流し込んだり、口のなかに食べ物を一杯に詰め込んだり、身体を触ったり、暴行は延延続いたといわれている。


 こぼれたビールで衣服は濡れ、スカートがまくれて下着が見えている状態を周囲の男たちは喜んで眺め、フェイスブックの「いいね」マークを真似するように親指を突き立ててY氏の暴行ショーを楽しんでいたという。


 仲間の女性スタッフがAさんを守ろうと止めに入ったが、巨漢のY氏に突き飛ばされ、為す術がなかった。従業員たちはその後の警察の事情聴取に対して、「Aさんが殺されるかと思った…」と複数人がその恐怖を伝えているが、人殺し未遂のような行為に及んだYは逮捕もされなければ起訴もされていない。 
 
 政治直結で動かない警察署 犯罪者に安心感与え 

 Aさんはショックで精神的にもまいってしまい、事件後は首にコルセットを巻いて寝込んでしまった。一人でいることへの不安が強く、知人たちは心配した。しかし周囲が泣き寝入りではあんまりだと義憤に燃え、励ますなかで真相を訴え始めた。しかし医者の診断書つきで下関警察署を訪れると、「管轄は小串署です」といって豊浦町の小串署に回され、小串署ではむしろ被害者が嫌気をさすような尋問がくり広げられ、引率した関係者を唖然とさせる対応となった。傷口に塩を塗るように何回殴られたのか、何回どこを触られたのか執拗に聞かれ、「何回殴られたかわかるくらいだったら逃げている。それがわからないくらいボコボコにされた」とAさんが思い出したくない記憶をたどって状況を説明しても、「何回殴られたかわからないと調べにならない」とムキになって応える有様であった。結局、Yは今に至るも婦女暴行罪を問われることなく、野放しで世間の風を切っている。


 その後、Aさんのところへあらわれ謝罪もなく10万円を置いていったが、関係者が突き返している。マグノリアを利用する人人が知っているのは、以前にも別の女性スタッフに対してYが暴行を加え、その際、慰謝料10万円をつかませて泣き寝入りさせていることである。そして5月12日の事件後も、ひき続きYを含めた同じメンバーでマグノリアに通っている姿に、みなが言葉を失っている。旅館経営者及びママが自分たちの振舞は大目に見てくれるし、隠蔽してくれると確信しているような言動となっている。


 このライオンズクラブ絡みの集団は、豊浦町内では安倍派ボスで元町長の稲村氏の子分たちとして知られてきた。Yについても有力者というほどではないにしても、安倍首相が東京で面会したり、安倍事務所の秘書を動かすくらいはできる男と見なされ、周囲で暴行ショーをはやし立てていたNは稲村元町長の嫁の出身一族であること、Nと稲村元町長と林透の3者で共に介護施設を経営していることも町民は知っている。林透も稲村グループの応援を背に市議会議員をやり、副議長まで上り詰めた男として認識されている。


 今回の事件では、殴り始めた時に市議会議員である林透がその場にいた。しかし止めに入るわけでもなく、暴行にみなが目を奪われている隙に姿をくらまし、危ない現場から一目散に逃げ出したことを関係者たちはおおいに問題にしている。本人にその事実を確かめたところ、「私とYさんと(T社従業員の)3人でマグノリアに行ったら既に二人がいて、一緒に飲むことになった。楽しく飲んで僕は帰った。まさかそんなことになるとは知らなかった」と主張している。さらに「昔から海水浴に行ったり、ミカン狩りをしたり(AさんとYとは)付き合いがあるし、話せばわかることなのになぜ警察に訴えるのか? 背後で入れ知恵している人がいる」といい、むしろ被害者に問題があるといっているから驚きである。「海水浴やミカン狩りに行くほどの仲」である女性を散散暴行した者の異常さは問わず、それを訴える側が異常だという見解である。


 男が何人もいながら誰も止めず、爆笑して「いいね」マークを連発する異常空間で、周りにいた者もみな共犯といわなければならない。そして副議長までしている男が、正義感のかけらもないどころか、自己保身で走って逃げていくみっともない姿だけが浮き彫りになっている。「僕、関係ありません」が通用するのかどうか、当事者の一人として裁判所に引っ張り出して証言させることが望まれている。


 最大の疑問は、本来刑事事件であるのに、なぜ民事で争われなければならないのか? である。下関署といえば安倍事務所で長年金庫番をしていたボス秘書は下関に精通した刑事出身であったし、昔から政治家絡みの案件では動いたためしがない。いくら派内の端くれといえども、この政治力によって隠蔽をはかっているなら、なおさら全市民に知れ渡るよう世論を喚起し安倍派としてのケジメも問わなければならない。

 とばっちり受けた田中市議 反省ない暴行癖 

 なお、今回の事件について当初は「市議会議員が飲み屋で女性を暴行した」「その場に市役所の職員が同席していた」「女性のロングスカートをまくし上げて手首を縛り、殴ったりわいせつ行為に及んだ」といった情報が一部で飛び交っていた。議会関係者や役所関係者の誰もが「あいつだ」「またやったのか…」と見なした男が安倍派市議会議員の田中義一だった。しかし、5月12日の事件については完全なとばっちりであった。


 真相究明に燃えた人人が各方面から問い合わせ、それに対して「僕は5月13日から建設委員会の出張だったし、そんなわけがない」と弁明に追われ、ひきつった面持ちだったことが語られている。ただ、昨年には小月の飲み屋で女性を暴行し、「訴える」「それだけは勘弁してほしい」と大騒ぎになっていたし、その後も中心市街地の飲み屋で再び女性を暴行し、議長から呼び出されて注意されているのも事実である。何度周囲が忠告しても馬耳東風で、常習犯のように見なされていることが災いした。婦女暴行魔の異名をとりはらうように本人が努力して信頼を勝ち得る以外にないが、それほど婦女を暴行してきた男が示談や隠蔽を繰り返し、同僚議員から「いつものことじゃないか」といわれていることの方が異常である。議員としての信頼以前に、人間としての信頼を得ることが先で、その悪質さは兵庫の号泣県議の比ではない。


 安倍派というだけで気持ちが舞い上がり、天下を取ったつもりになって調子に乗る。上り坂を終えたら下り坂があることへの自覚がなく、下っ端に至るまで軽薄な思い上がりだけが青天井であることを反映している。婦女暴行をくり返すことについては、まず第一に反省がないからである。警察も動かないという安心感、示談にできると確信しているからこそ、何度でもやるのである。こうした婦女暴行魔たちを警察が野放しにしているおかげで、下関の女性たちが何人も犠牲になっている。安倍事務所も政治資金を使って「おっぱいパブ」に行っていたことが数年前に摘発されたが、恥ずかし気もなく政治資金として請求するから驚きである。


 女性を辱めた者については、与えた屈辱以上の社会的制裁が加えられなければならない。下品な政治風土を一掃するために全市で世論を喚起し、これを機に政治圧力によって埋もれてきた事件もみな表に出していくことが求められている。

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