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欧州議会で風力発電の低周波を解明 健康被害のメカニズム示す 科学者や医師らが最新知見を報告

(2026年4月27日付掲載)

風力発電の低周波をめぐるシンポジウムが開催された欧州議会(3月24日)

 欧州議会において3月24日、「聞こえないが、無害ではない――EUにおける公衆衛生と風力エネルギーの低周波音」と題した画期的なシンポジウムがおこなわれた。このシンポジウムには、風力発電が人間や動物の生命や健康にリスクをもたらすかどうかを検証するもので、科学者、医者、弁護士、市民団体、業界代表者、そして欧州委員会の担当官が集まり、風力発電の低周波音にかかわる最新の知見をそれぞれの専門の立場から報告した。今回はその論議のなかから、物理学者で、科学計算および数値解析の世界的権威であるスウェーデン・ウプサラ大学のケン・マットソン教授と、ドイツの医師・科学者であり微小循環(毛細血管などの血流)の国際的エキスパート、ウルスラ・ベルート=シュテック博士の報告要旨を紹介する。ケン教授は、風力発電の超低周波音(規則的な衝撃波)は少なくとも10㌔圏内に伝わり、建物の壁を容易に透過して健康被害を引き起こしている実際を報告した。ウルスラ博士は、2021年にノーベル生理学・医学賞を受賞したピエゾチャネルの研究をもとに、低周波音が健康被害を引き起こすメカニズムを報告した。なお、このシンポジウムは、山形県鶴岡市議会議員の草島進一氏が、友人であるスウェーデンのNGO「風力発電情報局」のマドレーヌ・スタッフ・カーラさんから送られてきた動画に、日本語訳の字幕をつけて紹介している。

 

・低周波音について  ケン・マットソン教授

 

欧州議会シンポジウムで発言するケン・マットソン教授(中央)

 私は以前、スタンフォード大学、NASAの航空音響学の分野、そして原子力発電所で働いていた。スウェーデン国防研究庁で5年間、水中音響技術を用いて潜水艦を探知する仕事もしていた。

 

 低周波音は1~100ヘルツの音波のことで、とくに20ヘルツ以下を超低周波音と呼ぶ。私が低周波音についての研究を始めたのは、15~16年前だったと思う。主な動機の一つは交通騒音だ。なぜなら、それは世界でもっとも大きな問題の一つだからだ。

 

 交通騒音は本当に多くの人に影響を与えていて、とくに屋内の低周波音が睡眠に影響する。スウェーデンの数字では、年間の被害額が170億ユーロだ。だが、それは経済的なコストのみを考慮したものだ。

 

 音がどのように伝わるかをシミュレーションするには、私の専門分野である物理学を用いなければならない。そのシミュレーションは実際にはかなり複雑だ。大気も考慮しなければならないし、もちろん建物や山などもすべて考慮しなければならない。

 

 ここで、重要な部分の一つが回折(かいせつ)だ。低周波音が障害物にぶつかると、その裏側に回り込む性質のことだ。気温の逆転層や風向きによって大気中でも回折する。これを測定するには完全な全波解析ソルバーが必要で、私はそれを20~25年かけて開発してきた。

 

回折し透過する低周波

 

 私の家の近くには、道路がありトラックが走っている。そして防音壁とたくさんの家々が見える。そこでトラックの騒音が伝わる仕組みを研究した。

 

 次に、防音壁がある場合とない場合を比較した。防音壁を設置すると、より高いレベルの音が得られることに注目してほしい。

 

 防音壁を設置したのに、なぜ音が大きくなるのだろうか。私たちは、まったく自然条件の異なる2日間に測定をおこなった。その結果、その日の風向きによって騒音レベルが大きく異なることがわかった。

 

 次に、ウプサラ大学にある建物の前で若者向けロックコンサートが開催されたので、これをシミュレーションしてみることにした。コンサートが始まると、音は50ヘルツ。ここで回折現象が見られる。つまり、低い周波数の音は建物にぶつかると裏側に回り込むということであり、そこが問題なのだ。

 

 私は全波解析ソルバーを使ったが、業界が使用している騒音シミュレーションソフト「Nord2000」で測定すると回折は発生しない。つまり、業界が使用するソフトは回折現象を考慮していないため、30デシベルほどの誤差が生じる。

 

 さらに、私の研究室のある建物が低周波音をさえぎるかどうかを調べてみた。100ヘルツの音と1ヘルツの音で比較してみた。100ヘルツだと、確かに低周波音なのである程度の音は透過する。しかし、1ヘルツを見ると、まるでそこには建物が存在しないかのように、音は減衰せずにまっすぐ通り抜けている。音をさえぎることはまったくできていない。さらに、部屋の形状によっては室内で音が反響・増幅し、より高い音圧になる可能性がある。

 

 そのことを私が担当している博士課程の学生の一人のオフィスで調べてみた。200ヘルツの音と50ヘルツの音を当ててみた。すると低周波音の方は壁を透過し、ドアの開口部周辺に帯状に伝わった。高周波音と比較すると、屋内での伝搬効率が非常に高いということだ。

 

 つまり、以上のことは、低周波音には特有の性質があるという物理法則を示している。建物などの構造物を非常に効率的に貫通する。とくに超低周波音がそうだ。

 

 私の同僚の一人、コニー・ラーソンは、大気物理学の分野で世界最高峰の一人だ。彼はスウェーデンの2カ所にある風車について、1年間にわたって測定をおこなった。そして彼が、それを業界のソフトによる測定と比較したところ、風車から1㌔㍍の距離では、業界ソフトの方が最大で30~40デシベル低い値になることがわかった。

 

 トーマス・ラガーは、住民から苦情が出たことをきっかけに、風車騒音を10日間にわたって測定した。彼は高性能の機材を持って現地へ行った。風車がない場合の背景雑音(残留騒音)は約30デシベルだった。風車から出る音を測定してみると、50~60デシベルの間で変動していた。欧州の騒音規制は、夜間の騒音レベルを40デシベル以下にすることを求めている。ところが測定の間、ごく短期間を除いて、風車騒音は常に法定限度をこえていた。

 

 昨年1月、ゾッターファーレンの風力発電所で測定をおこなった。この風力発電所は6年前に建設されたもので、ベスタス社の3600㌔㍗の風車が10基稼働している。私たちは、住民が住んでいるA地点とB地点で測定をおこなった。そこは、もっとも近い風車から600㍍から900㍍の距離だ。夜間の騒音レベルは約60デシベルだった。一方、業界のソフトによる測定では、約38デシベルだった。60デシベルと38デシベルという大きな違いだ。法的な上限は40デシベルだ。

 

 これはA地点の測定結果の一つだ。上のメーターは58・8デシベルで、60に近い値を示している。そこでは馬も飼っていた。B地点は、60デシベルの振幅変調された音とシャドーフリッカーにさらされている。ここに住むことを想像してみてほしい。

 

風力発電の超低周波音

 

ドイツ・エルスター風力発電所

 風力発電から発生する低周波音は、自然界の低周波音と違って、パルス状(規則的に衝撃波のように発生する)のものであり、これが非常に厄介だ。そして、この低周波音は遠くまで、およそ10㌔㍍先まで伝わる。

 

 また、低周波成分が増加するにつれて不快感も増大することがわかっている。低周波成分を多く含む40デシベルの音と、高周波成分を多く含む40デシベルの音を比較した場合、低周波成分が多い方がはるかに不快であることがわかっている。だから音量レベルについてだけ話すのは間違っている。

 

 超低周波音について見てみる。風力発電の超低周波音は、風車のブレード(羽根)がタワーの前を通過するたびに、タワーを振動させ、規則的な衝撃波(爆発のような波形)が発生する。それは耳に聞こえる騒音ではない。それは、風に乗って伝播する空気力学的パルス(衝撃波)である。それが人体にとって有害となる最大の原因だ。

 

 この風車では、ブレードがタワーの前を通過する度に発生する周波数はおそらく0・2~0・7ヘルツの間になる。1ヘルツ以下だ。こうして、毎秒爆発が起こる。

 

 海や滝、火山や地震でも非常に高いレベルの超低周波音が観測されるが、自然界の低周波音はこのような音の形状にはならない。自然界の音はより調和的で、広帯域で、連続的だ。風車のようなパルス状ではない。それは大きな違いだ。だから、音の形状を見なければならない。自然界の超低周波音は人体に影響を与えないが、風車の低周波音は人体に影響を与える。

 

 ディーター・ベルマはこうのべた。「風車から発せられる超低周波音は聞こえない。もしもその音が聞こえたら、まるで水がポタポタとしたたる蛇口の音のように、眠ることができないだろう。一方、海の音は窓を開けて眠りたくなるような心地よさを与えてくれる」

 

 低周波音について最初に研究論文を書いたのは、ニール・ケリーだ。それは1985年におこなわれた史上最高の研究の一つだ。風力業界はこの報告書について、決して語ろうとはしない。

 

 彼は住民からの苦情を受けて、超低周波音を測定するために現地に赴いた。住民たちは健康被害を訴えていた。彼は低周波音を非常に正確に測定し、そのパルス状の衝撃波のすべてを説明してくれた。

 

抜き打ち調査の義務づけを

 

 風力業界の権威者のなかには、「超低周波音は耳に聞こえない。だから無害だ」という人がいる。だが、レントゲンは目に見えない。それは無害か? ヒ素には味がない。それでも口にすれば死ぬだろう。つまり、実際に聞こえなくても影響を受ける可能性があるということだ。

 

 現在の騒音規制で使われている「A特性」という指標は、人間の聴覚にもとづいたもので、人間の耳に聞こえにくい低周波音領域の数値を人為的に大幅にマイナス補正して計算しているため、超低周波音の影響を完全に過小評価している。その指標は、あなたの耳の仕組みにもとづいたものであり、あなたの健康状態にもとづくものではない。

 

 例えば、超低周波音領域の1ヘルツで150デシベルの音圧を計測したとしても、A特性で計算するとゼロになってしまう。A特性という指標は使うべきではない。

 

 昨年、スウェーデン環境保護庁は「風力発電による超低周波音を計算するのに特別なモデルは必要ない。なぜなら、いくつかの研究で超低周波音は人体に影響を与えないことがわかっているからだ」といい、四つの論文を引用している。フィンランドの研究では、30人の健康な被験者を1ヘルツ・73デシベルの音に10分間曝露させた。そして、彼らは病気にならなかったから無害だと結論づけている。

 

 一方、1985年にスウェーデンでおこなわれた研究では、被験者に超低周波音を聞かせ、95デシベル以上の高音圧レベルで血圧に影響が出ることを確認した。さらに、最近発表された2つの研究は、脳が人間の耳には聞こえない超低周波音を感知することを証明している。つまり、聴覚に関係なく低周波音は脳に影響する。そして、人口の30%は感受性の高い人々であり、こうした人々が低周波音の影響を受けることになる。すべての人が影響を受けるわけではない。

 

 では、私たちは何をすべきか。きちんとした調査をすることをお勧めする。風力業界が用意したシミュレーションに頼るのではなく、風力発電稼働後に、独立した第三者機関による、ドーピング調査のような抜き打ちの実測調査(業界関係者には一切知らせず)を義務づけるべきだ。そして、風車からどれぐらい離れれば安全かの離隔距離を明らかにしなければならない。

 

 その調査と研究のためには、被験者は1000人以上必要であり、それには低周波音に敏感な人たち(人口の3割)を含めるべきだ。そして、パルス状の低周波音の被曝を、○分とか○時間ではなく、月単位・年単位でおこない、その研究には脳の専門家も参加させなければならない。

 

 そして、国の規制に低周波音と超低周波音を含める必要がある。どのようなルールにすべきかは私にはわからないが、だからこそこの研究が必要だ。

 

・低周波音の健康への影響

 

    ウルスラ・ベルート=シュテック博士

 

北海洋上風力発電所(イギリス)

 現在、風力発電が、24時間・365日連続して不自然な超低周波音を生み出す最大の発生源になっている。これについて大きな懸念を示す機会を与えてもらえることに感謝する。

 

 超低周波音は、いつ、どのような理由で生物学的情報伝達経路を阻害し、公衆衛生に害を及ぼす可能性があるのか?

 

 動物によって、外部からの情報を知覚するために使用する周波数が異なっている。また、動物のなかには耳のある個体と耳のない個体がおり、耳による聴覚がすべての動物の標準ではないこともわかる。例えば、鯨は超低周波音を使ってコミュニケーションをとっている。

 

 低周波音には、地震や火山などの自然発生源とともに、車や飛行機のような人工的な発生源もあり、航空機産業のような生産工程における発生源もある。ヒートポンプなど住宅における発生源から発生する問題も深刻だ。しかし、風車の低周波音は長期にわたって影響を及ぼす。

 

 自然発生源と人為的な技術的発生源の違いは何か。私たちは、長い進化の過程を経て今の姿になったことを忘れてはならない。そして私たち人間の体は、海の波や風の音といった自然の音源、そして血圧のような私たち自身の体の脈動や振動に慣れ親しんできた。しかし、私たちの体は、周期的な超低周波音に適応するようにはできていない。これは明らかに、生命の維持に必要なプロセスとの不適合性を増大させることに繋がっている。

 

 風力発電は、とくに低周波音による影響を広範囲に及ぼす。ケン氏が指摘したように、風力発電の低周波音は長距離を移動する可能性がある。洋上風力発電の低周波音は、80㌔㍍の距離を移動できることがわかっている。

 

 そして、低周波音は生物のあらゆる組織に浸透する。すべてというのは、昆虫や哺乳類など、すべての動物が近い将来、影響を受けるということだ。

 

細胞全体で音圧を感知

 

 非常に有名な研究者が、ずっと以前から「音は力であり、情報であり、エネルギーであり、振動である」とのべている。例えば、マックス・プランク、アルバート・アインシュタイン、ニコラ・テスラなどがそうだ。

 

 そして、昆虫や哺乳類、鳥類や鯨などすべての生物は、耳とは別に、体内にまったく別の知覚能力を持っている。人間や動物の体内のあらゆる細胞(とくに血管の内側を覆う血管内皮細胞)には、物理的な力や圧力を感知する「ピエゾチャネル」と呼ばれる受容体が無数に存在している。生物は、重力や気圧など外部から機械的刺激を受けたとき、このピエゾチャネルが開き、物理的な力を電気信号に変換して身体の隅々に伝え、それが内臓の機能や呼吸、血圧調整など身体の様々な機能を変化させ、生命活動を維持している。このピエゾチャネルを発見したことで、アーデム・パタプティアン氏は2021年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

 

 それによって、生物体内の力に対する外部から作用する力の影響について、私たちはまったく新しい科学的理解に至った。

 

 通常、血管の中を細胞が動き回っており、身体のすべての細胞に酸素と栄養を供給する役割を果たしている。

 

 私たちの体内のすべての細胞は、酸素と栄養によって支えられている。さらに重要なのは、小さな血管が最大30倍にまで増殖することで、必要に応じて栄養と酸素の供給を増やすことができるということだ。筋肉に必要な場合は、筋肉内の血管が開いてそれを支えている。

 

 これらの血管内の力は、血管内皮細胞に作用している。そして、血管内皮細胞には、センサーの役割を果たすピエゾチャネルがある。三つの翼を持つすばらしい構造物だ。血流に沿って力が加わると膜が動き、ピエゾチャネルが開いてカルシウムイオンが内部に入り込む。これは、力が電気信号に変換される機械変換である。

 

健康被害のメカニズム

 

英ウェールズでの風力発電反対集会(2月)

 では、風力発電の超低周波音を浴び続けるとどうなるか? つまり超低周波音のパルス状の音(規則的な衝撃波)が全身の細胞のピエゾチャネルを過剰に刺激して、悪影響をもたらさないか。すでに、動物や単離した心筋細胞を用いたストレス試験の結果、大規模な酸化ストレスなどが起こることが証明されている。

 

 私が20年間研究してきた結果からは、次のことがいえる。風車が生み出す超低周波音は、ケン・マットソン氏がすでにのべたように、0・2~12ヘルツの間だ。最大の問題は、これがまさに私たちの体の多くの臓器の振動範囲であるということだ。すべての臓器も振動するからだ。

 

 自然界に存在しない超低周波音のパルス状の音を浴び続けると、全身の細胞のピエゾチャネルを過剰に刺激して、ピエゾチャネルが強制的に開かれ続け、細胞内にカルシウムイオンが大量に流れ込む。それによって細胞内に深刻な酸化ストレスが発生し、血管を正常に保つ亜硝酸酸化物の生成が阻害される。その結果、血管のサイレント炎症(自覚のない炎症)が起き、極度の疲労感、頭痛、集中力低下、胸の圧迫感、耳鳴りといった「微小循環障害」の症状があらわれる。長期化すれば、心血管疾患などにつながる。

 

 それだけではない。内皮細胞の機能の一つが、人間や動物の成長にかかわる胚発生(細胞分裂の全プロセス)であることを忘れてはならない。その機能が低下するということは、近い将来、あらゆる生物の生殖機能が低下するということだ。

 

脳と乳幼児への影響

 

 さて、次に脳について話す。ピエゾチャネルの研究によって、脳や心血管系におけるいくつかの機能がすでに解明されている。また、子どもの神経発達は、過剰な刺激によって影響を受ける可能性があることも知られている。お子さんがいる場合、またはまだ産まれていないお子さんや小さなお子さんの場合、一歳くらいの初期段階では脳はまだ発達していない。つまり、風力発電による過剰な刺激は脳の構造を変化させる可能性がある。

 

 そして二つ目は、脳の機能やコミュニケーションといった多くのプロセスも、ピエゾチャネルの刺激に依存しているということだ。私が話している内容は、すでに研究され、査読も済んでいる、非常に重要で比較的新しい研究だ。つまり、脳内で神経炎症が起こる可能性があるため、アルツハイマー病との関連性もある。そして、それは動物実験研究でも確認できる。

 

 人生のどの段階がもっとも敏感なのかを知ってもらいたい。それは発生学の初期段階であり、受精卵が細胞分裂をくり返しながら、複雑な体構造の基礎を形成する非常にダイナミックな過程だ。そこに24時間続くパルス状の強い振動が襲えばどうなるか。妊娠中の胎児の脳の発達や胚・臓器形成も、振動に非常に敏感だ。

 

 ケン氏が、超低周波音は壁を透過するという話をしていたが、そこに赤ちゃんが横たわっていると想像してみてほしい。そして、周波数が低くなるにつれて音圧レベルがどんどん高くなり、それによってどのような恐怖が生じるか想像してほしい。

 

 つまり私の結論は、超低周波音の物理的圧力が、耳からではなく全身の細胞のピエゾチャネルを過剰刺激して健康被害を引き起こすというものだ。これは証明済みだ。

 

医師が提案する解決策

 

 現在設置されている風車による10㌔㍍以内の負の影響は、甚大な生態系と生物多様性の損失を意味する。そしてピエゾチャネルを持つ昆虫も、超低周波音に影響を受けていると想定しなければならない。

 

 深刻な被害を示す科学的な証拠はすでに非常に多いため、超低周波音が人間、動物、自然に及ぼすあらゆる影響を科学的に再評価するまで、巨大風車の建設に対して直ちに一時停止措置を講じる必要がある。ヨーロッパ全体で、計画されている7000㌔㍗級の風力発電所は、この再評価なしには設置してはならない。そうしなければ、私たちは何千人もの人々に健康被害を生じさせることになるだろう。また、風車から10㌔㍍圏内の生物多様性にも、甚大なダメージを与えることにつながるだろう。

 

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