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狙撃兵 谷査恵子の反撃を望む

  森友学園問題に対する安倍政府の対応を見ていて特に酷いと思うのは、偉そうに教育勅語などで人を説教してきた者たちが薄情極まりないことだ。愛国保守を自称してきた者たちは、それまで志を同じくしていた仲間であっても、みずからが不利になるといとも簡単に切り捨てていくし、トカゲの尻尾切りに情けや躊躇がまるでない。籠池は安倍晋三に心酔し、幼稚園の運動会で「安倍首相がんばれ! 安倍首相がんばれ! 安保法制国会通過良かったです!」と園児に叫ばせるほど肩入れしていた。ところが、風向きが変わると「しつこい人」呼ばわりされ、楯突いて証人喚問に応じると、今度は自民党や維新の党からは嘘つき男扱いされて総攻撃を食うはめになった。元元は仲間内だったはずなのに…。
 証人喚問でFAXの存在を暴露された「内閣総理大臣夫人付・谷査恵子」も同じように切り捨てられようとしている1人だろう。財務省も内閣府も、ノンキャリ公務員にすぎない谷査恵子1人に文書の責任をなすりつけ、逃げ切りに必死である。もうこうなったら、谷査恵子も国家公務員としての自身の名誉を守るために、誰が何を指示したのか、安倍昭恵の秘書として財務省とどのようなやりとりをしたのか証人喚問に出てきて反撃したらどうかと思う。口をつぐんでしまったら、泣き寝入りで貧乏くじを引かされるだけである。籠池のように、トカゲの胴体に食らいついていくのか、それとも退職まで「あっ、あの谷査恵子さんだ…」と役所内外で後ろ指を指されながら人生を送るのか、分かれ道に立たされているような気がする。本人からすると、とんだとばっちりだろう。
 自己防衛のためには末端で尽くしてきた者たちを平然と切り捨てて、恥ずかしげもなく盾にしていく。そのような者が「美しい国・日本」を守るというから、世間は笑っている。仲間を守らない者が、仲間でないその他を守るのかも疑問だが、既に美学云々を通り超して見苦しい。その防衛大臣も泣きべそをかきながら自己ばかり防衛する大臣に成り下がっているのである。
 一つ嘘をつくと、大概その辻褄を合わせるために次から次へと嘘をつくはめになり、最後には整合性がつかなくなって破綻するものだ。新事実を突きつけられる度に狼狽している安倍政府の姿は、それと重なるものがある。

武蔵坊五郎

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