(2025年6月2日、6月23日付掲載)

公認候補予定者の発表会見(6月18日、東京)
7月の参院選に向けて、れいわ新選組(山本太郎代表)は公認候補予定者として、5月末までに選挙区で7人発表【既報】し、追加で6月22日までに、選挙区では千葉、埼玉、東京、宮城、広島に5人(累計12人)、全国比例に9人の擁立を発表した。以下、公認候補予定者たちの決意要旨と略歴を紹介する。
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【選挙区】
・物価高で苦しむ子育て世代支える政策を
千葉県 山本なつみ
1歳児と2歳児の子育て真っ最中の母親だ。目立った経歴も何の肩書きもない主婦だが、そんな私が政治の世界にチャレンジしようと思った一番の理由は、今の政治に子育て世代の声が届いていないと思ったからだ。
上の子を出産したとき、値上げラッシュが始まり、ミルクやオムツがいきなり300円の値上げ。一部自治体では無償化支援もあるが、「子育て支援だ、少子化対策だ」といっている国は減税もせず、その後も価格は上がり続けている。私の周りには、お金がなくて自分は一日一食だったり、ミルクを薄めて赤ちゃんにあげている母親もいる。「お金がないのになぜ産んだ」と責める人もいるが、安心して子育てできる環境を作るのは国の役割だ。
私は睡眠不足で産後うつにもなったが、誰かに助けを求めようにも、1カ月前、1週間前に手続きをしなければ預かってくれる施設はない。給料が上がらず、物価だけが上がって家計を苦しめている。みんな子どもを食べさせるのがやっとの生活をしている。この子たちが大人になったときに日本は夢が持てる社会なのか、不安で仕方がない。れいわ新選組の政治塾に参加して、積極財政を学び、勇気を持って参院選に挑戦する意志を伝えたところ、「ただの主婦が何をいっているんだ」と笑われると思ったが、受け入れてもらえた。れいわ新選組が掲げる消費税・インボイスの廃止、季節ごとの給付金、保育・教育現場の処遇改善や人員倍増、大学院までの教育費無償化はただちに実施すべき政策だ。
お腹いっぱい食べて、暖かいふとんで寝る。そんな当たり前のことが当たり前におこなわれる世の中になるように、安心して子育てができ、教育が受けられるよう責任をもって支援する国を作りたい。れいわ緊急政策を千葉からおし進めたい。〔千葉県市原市出身。2児の母。販売員などを経て、れいわ新選組の政治塾に参加。35歳〕
・介護と農業の現場から日本社会立て直す
埼玉県 桜井ななえ
介護と農業の現場から日本の社会を立て直したい――その思いで立候補を決意した。埼玉県三芳町で生まれ育ち、大学と専門学校でファッションを学び、卒業後はファッションブランドや服飾専門学校で働いた。その後、パート勤務を経て、現在は農業に従事している。
37歳の時、母が脳梗塞になり突然、介護生活が始まった。介護と仕事の両立は想像以上に大変で、社員の道は断念せざるを得なかった。また、利用していた訪問介護事業所が突然、倒産してしまったり、親身に支えてくださっていた介護職員の方が低賃金を理由にあいついで辞職されていく現実も目の当たりにした。介護の現場が今にも崩壊しそうだという危機感を日々強く感じる。
4年前に山本太郎代表の街頭演説を聞き、消費税が社会保障に使われていない現実に強い怒りを覚えた。れいわ新選組のボランティアとして活動するなかで、もっと主体的に社会を変えたいと強く思ったことが立候補の決断に繋がった。
最優先課題は、介護問題の解決だ。離職率の高い介護従事者の大幅な処遇改善を実現し、現場で働く人を増やす。また、要介護1と2の保険外しなど介護保険制度の改悪、介護保険料の値上げに徹底して反対する。介護は誰にとっても他人事ではない。制度が弱体化すれば、社会全体が回らなくなる。現場が崩壊してからでは遅い。
また、農業従事者として、気候変動に負けない持続可能な農業を実現するために欧米のように国策として農業を守る必要性を強く感じている。介護も農業も私たちの暮らしを支える大切な基盤だ。現場の声を必ず国会に届ける。みなさんと一緒に声を上げ、誰もが安心して暮らせる社会に変えていきたい。〔服飾専門学校、アパレルメーカーで勤務後、現在は自営農家。50歳〕
・「政治は暮らしそのもの」だと多くの人に伝えたい
宮城県 石井よしひと
私は40年間、不動産と建築畑一筋でやってきた。2019年の参議院選挙で仙台駅での山本代表の街宣を見て熱い言葉に共感し、その翌日かられいわ新選組のボランティア活動を始めた。
2023年には仙台市議会議員選挙に出馬し、その活動のなかでさまざまな県民の声を聞くことができた。れいわ新選組のポスター活動で戸別訪問してインターホンを押すと、ヤングケアラーで親の面倒を見ながら歳をとり、自分の体もおかしくなってどうやって生きていけばいいかわからないという話を聞いた。別の独居老人のお宅では、下(しも)の臭いが充満する部屋でおじいさんが寝ていた。そのような現状を踏まえ政治に違和感を持ち、政治は暮らしそのものだということを皆さんにお伝えするために選挙に出たいと考えた。
失われた30年といわれているが、一人ひとりの生活が壊されている。最近起きた米騒動も同じだ。物価が高い。本当におかしな状態だが、政治の力で解決するために宮城県選挙区で戦う。
住まいは権利。住宅における問題を解決していく。一人暮らしの高齢者世帯の窮状を救いたい。また、5人の子育ての実績を踏まえて、子育て世代へのノウハウ提供や老老介護などの声を受け止め、政治の力で解決していきたい。〔日本大学獣医学部農業工学科卒業。建築・不動産業界で勤務。2019年かられいわボランティアに参加。2021年の宮城サポーターズ立ち上げメンバーとなり、福島、山形、宮城で活動。62歳〕
・市民による市民のための政治取り戻す
広島県 はんどう大樹
広島で事務所を開業して弁護士業務をやっていたときに、第2次安倍政権が始まった(2013年)。憲法のいろんなところを壊していく兆しを感じ、法律家として「憲法とは何か?」を皆さんに広く伝えなければこのままではとんでもないことが起きるのではないかという強い危機感を持った。
そこで憲法のことを「ライオンと檻(おり)」という例えを使ってSNSで発信し始めた。ライオンは国家権力をあらわし、ライオンを入れる檻が憲法だ。すると講演の依頼が舞い込むようになり、憲法の全体像や最近の時事問題を話す活動を広島市内からスタートした。立場はいろいろ違ってもみんな主権者だ。表現の自由を使って議論し、投票権を使って選挙に行く。そうやって私たちのための政治を私たちがつくっていこう。私たちが政治に無関心でいると、政治家や一部のための政治になってしまう。実際にそうなっていないだろうか? という話をしてきた。講演は全国47都道府県、累計1200回をこえる。
れいわ新選組は一人ひとりの市民が応援し、市民が育ててきた政党だ。組織の背景がなく、まるで広島カープのようだ。私は「一人ひとりが政治をつくっていく」ことが国民主権、民主主義だと常々訴えてきたが、れいわ新選組のスタイルとも合致していると思う。
また、れいわ新選組が掲げている経済政策は、大変論旨明快、一貫してわかりやすく、筋が通っていると以前から感じていたため、立候補の話を受け、頑張ってみようと思った。
物価高対策や経済立て直しのためには、まずは消費税の廃止が急務だ。ミサイル配備や防衛費激増・増税にストップをかけることも必要だ。いずれも、自民党への企業献金とつながっている。企業献金による大企業のための政治、主権者不在の政治家のための政治、組織による組織のための選挙、これらにストップをかけ、市民による市民のための政治を取り戻したい。
広島県、投票率全国最下位脱出へ!
〔弁護士、中小企業診断士(2013~2018年、更新せず抹消)。著書『檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし』(かもがわ出版)は、2018年以降中学校公民資料集にも掲載され、現在24刷(4万部弱)。その他著書多数。49歳〕
・貧困大国、弱者排斥大国の日本を変える
東京都 山本ジョージ
私は1989年の東京都議選に26歳で当選した。1996年には衆議院選挙の東京21区に出馬し当選。だが、2期目の選挙前から、国が政策秘書に支払う給与を私設秘書の給与および事務所経費に流用したことが詐欺罪に当たると週刊誌等で報道され、その選挙当選後に逮捕され衆議院議員を辞職した。一審判決に従い服役した。
服役した刑務所では、高齢者や知的障害者、精神障害者で溢れていることに強い衝撃を受けた。そういう人たちは加害者となって刑務所に入っているが、人生のほとんどを被害者として生きてきた人たちだ。生まれながらにハンディキャップを負い、そこに貧困が重なり、軽微な罪を犯すことによって、この冷たく厳しい社会、すぐに差別され、生産性がないと蔑まれる社会から塀の中へと避難してきていたことを知った。だから出所前になると、外に出るのが怖いといって自傷行為を働く受刑者もいた。
出所後、内省を深める意味で書いた獄中体験記が『獄窓記』という名前で出版され、それが新潮ドキュメント賞という文学賞を受賞し、テレビドラマ化もされた。その後、私は東京都内の山奥にある知的障害者の入所更生施設で約2年働き、その傍ら厚生労働省や法務省に足を運び、塀の中の実態を伝えてきた。また出所者のみならず、障害者や生活困窮者の支援をするためのNPOや更生保護法人をつくり、若い人で闇バイト問題や闇の組織に売春を強要される女性などに対する支援活動もおこなってきた。だが、活動を続けても、ますます状況は過酷になっていった。そして、単に福祉政策の見直しや刑事司法の見直しといった域ではなく、国や社会のあり方そのものを変えていかなくてはならないという思いが強くなった。
そして、今年に入り、再び山本代表から「れいわから選挙に出ないか」という話をもらい、「やります」という返事をした。そのとき思い浮かんだのが「生きているだけで価値のある社会」という言葉だ。それを実現するために命がけで頑張ろうと思った。貧困大国あるいは弱者排斥大国、日本をぜひ変えたい。〔東京都議会議員2期。衆議院議員2期。東京都内の知的障害者入所厚生施設の支援スタッフ。著書『獄窓記』の他、『累犯障害者』『刑務所しか居場所のない人たち』『出獄記』等多数。62歳〕
【全国比例】
・誰もが差別されず安心して生きていける社会を
全国比例 木村英子(現職)
介護の必要な障害者が社会の中で生きていくには、住宅も交通も建物のバリアフリーも、介護も十分な保障はされていない。また健常者と分けられ、お互いを知らないままに偏見や差別がうまれている現実を変えたいと政治の世界に飛び込んだ。2019年の参院選に特定枠を利用して出馬して国会議員になった。だが重度訪問介護制度では、国会の中に介護者と一緒に登院することもできなかった。同じくれいわ新選組から出馬して当選した舩後さん(難病ALS患者)とともに、この制度の改善を求めたが、重度訪問介護制度での就労は認められていない。
私はこの6年間で、重度訪問介護の告示の撤廃はもちろんのこと、障害者が日常生活を送るうえで生きづらさを生み出している交通や住宅、建物のバリア、そしてハードのバリアも含め、介護や生活保護や教育など、さまざまな問題について現状を訴えてきた。そのうち新幹線の車いすスペースが2席から6席に増えたり、車いすトイレのスペースの設計標準が改善されたり、誰一人取り残さないインクルーシブ防災の実現などの実績はあるが、障害者が当たり前に地域で生きられる環境はまだ整っていない。
誰もが差別されず、安心して地域で生きていける制度をつくり、「生きているだけで価値がある」 といえる社会を実現できるようにとりくんでいきたい。〔自立ステーションつばさ設立者。全国公的介護保障要求者組合書記長。2019年にれいわ新選組から参議院議員選挙に立候補し、全国比例特定枠で初当選。60歳〕
・国民苦しめるインボイスと消費税は廃止!
全国比例 池沢理美
私が立候補を考え始めた大きなきっかけは昨年のインボイス制度の施行だ。インボイス制度は廃止したい。この制度において苦しんでいる多くの同業者、漫画家を見てきた。将来有望な新人漫画家・アーティストたちの夢を砕き、廃業に追い込まれかねない状況になっている。また日本が世界に誇る素晴らしいコンテンツ文化を衰退させ業界の裾野を狭めることは日本経済の損失だ。他にもあらゆる業種から悲鳴が上がっており、この声を強く国に訴えていきたい。
インボイス制度と並んで訴えたいのが消費税廃止だ。そもそも、消費税が廃止されればインボイス制度もなくなる。そして介護従事者、保育士、医療従事者などエッセンシャルワーカーの待遇改善を目指す。母が施設で生活しているためいつもお世話になっているが、大事な仕事が軽視され過ぎていると感じている。また、夫が3年間闘病したさいに受けた高額医療制度などの日本の医療費に対する支援制度は、仕事を休むしかなくなった我が家にとって本当にありがたいものだった。この改悪は止めたい。
また、日本の主食である米を政府が買い上げて補償することは非常に大事だ。このままでは日本の農業がどうなってしまうかわからないなか、若者の就農支援も喫緊の課題だ。また軍事に予算を積むより食の安全保障や防災対策にもしっかりととりくんでいきたい。
私はれいわ新選組と出会って「政治は面白い」と思うようになった。個人的な活動として、SNSに国会の様子を漫画を描いてお伝えして、興味を持ってもらえる人を一人でも増やしたい。漫画家生活41年。政治活動ド素人だが黙っていられない。結党時から一貫して消費税廃止を訴え続けている、れいわ新選組の政策を実現したい。
〔1984年講談社・フレンドなかよし新人漫画家賞にて佳作受賞・漫画家デビュー。『憑いてますか』『ぐるぐるポンちゃん』等多数執筆。STOP!インボイス運動にてイラスト提供。Xアカウント「インボイス制度について考えるフリー編集(者)と漫画家の会」の街頭署名活動に従事。63歳〕
・インボイスに苦しむエンタメ界の悲鳴を伝えたい
全国比例 岡本麻弥
今年の3月に声優デビュー40周年を迎えたが、このタイミングで参議院議員選挙を目指すことになるとは私自身とても驚いている。経緯としては、2022年8月にインボイス制度に対して反対の声を上げた。最初は私たちエンターテインメント業界やフリーランス、個人事業主に大打撃を与える制度だと思っていた。だが、インボイス制度や消費税のことを勉強するうちに日本の99・7%を占める中小企業、つまりほぼすべての皆さんにかかわる大きな問題だと気付かされた。
悔しいことにインボイス制度は始まった。以来2度消費税の確定申告をしたが、想像通り大きな悲鳴が聞かれている。より恐ろしいと思っているのが、来年9月30日に、今まで施されていた2割特例、8割控除が終わってしまうことだ。今までなんとか踏ん張ってきた個人事業主や企業が、本当に廃業を視野に入れなければいけなくなる。そのことに心を痛め、どうしようと思っていたところに、れいわ新選組から声をかけてもらった。
正直今、ここに座っていてもとても怖い。夕べは泣いた。だが自分は声優だからとか、そんなことをいってる時間はない。私がもう一歩、政治の世界で何かできるのではないか、何かしなければという思いだ。今ここに座っている時点では腹を括っている。インボイス制度廃止、消費税廃止。そして豊かでなければ、私たちエンターテイメント、サブカルチャーというものは楽しめない。だから平和で安全、経済が豊かな国にしてエンターテイメントも守っていく。〔TVアニメ「機動戦士Zガンダム」エマ・シーン役で声優デビュー。声優・舞台・映像・ラジオ・歌唱・CM出演などで活動。2022年8月インボイス制度を憂慮した声優たちで立ち上げた「VOICTION」や「STOP!インボイス」にてインボイス反対運動に参加。58歳〕
・積極財政で東北の経済再生する
全国比例 にとうべとうま
山形県で地方議員として約5年の議員活動をするなかで、地方の衰退を目の当たりにした。地方経済は縮小の一途で、若者の移住定住、子育て支援、福祉、人口減少、少子高齢化問題などにとりくんできたが、財政難に行き着いた。一人ひとりの生活を底上げし、地方経済の好循環を作るためには消費税・インボイスを廃止しなければならない。
れいわの緊急政策で失われた30年をとり戻す。ロスジェネを含む全世代の生活を支えたい。積極財政で東北から地方経済の再生をめざす。〔元公立中学校教職員。山形県大石田町議会議員(2023年11月2期目当選)。43歳〕
・積極財政を基盤とした経済政策を実現する
全国比例 長谷川ういこ
福島原発事故をきっかけに、脱原発運動とエネルギー政策の研究にとりくむなかで山本代表と出会い、共に積極財政を学んできた。その後、子育てと介護のダブルケアを担いながら政策の研究に専念していたが、山本代表が立ち上げたれいわ新選組の政策に賛同し、参加した。
現在は、れいわ新選組の1丁目1番地である経済政策を担当している。積極財政を基盤としたグリーン・ニューディールなどの政策の実現に力を尽くしたい。
〔元緑の党グリーンズジャパン共同代表。グリーンニューディール政策研究会事務局長。れいわ新選組政策審議会経済担当。43歳〕
・脱原発を実現し、日本社会を正常化させる
全国比例 ミサオ・レッドウルフ
3・11福島原発事故後、20年間、脱原発の市民運動に携わってきた。首都圏反原発連合の脱原発・官邸前抗議などの活動の評価を受け、これまでにいくつかの政党から国政選挙への出馬打診があったが、すべてその場で断ってきた。だが、れいわ新選組から声をかけてもらったさいには「れいわなら」と快諾した。これまで特化してきた原発問題に加えて、日本を真の独立国家にすべく日米安保の問題にとりくみたい。日米の主従関係を改めない限り、本来の日本を取り戻すことはできない。
れいわ新選組の経済政策で人々の暮らしを守り、国民の手に政治をとり戻す方向を示しながら、国のかたちを正常化することに尽力したい。〔デザイナー(芸能人などのステージや撮影用の服飾、アクセサリー、小道具製作)。イラストレーター。脱原発市民活動家。60歳〕
・子どもを守り、一人一人を大切にする政治を
全国比例 奥田ふみよ
「子どもを守りたい」との思いで、れいわ新選組から政治に挑戦する。子どもたちや立場の弱い方々が資本市場主義社会のあらゆる問題のしわ寄せに苦しめられ、声も上げられずにいる。10代の自死が過去最悪な政治は完全に腐っている。消費税廃止・教育費無償化などの積極財政で、憲法25条に基づく暮らしと教育の権利を守り、誰もが希望を持てる社会を実現する。画一的な教育を見直し、主権者教育を広め、「一人ひとりが大切にされる政治」愛のある社会へ共に変えていこう。
〔元ピアノ講師。脱原発市民団体代表。現在はれいわ新選組の政策委員、子ども権利・校則プロジェクト担当。48歳〕
・自然環境の基盤である第一次産業守る
全国比例 辻村ちひろ
世界自然遺産小笠原諸島の自然保護問題や、リニア中央新幹線による自然破壊、辺野古の埋め立て、国立公園での地熱開発、森林を破壊するメガソーラーなど、各地の保護問題に従事してきた。残念ながら日本の自然環境は破壊され続けている。グリーン・ニューディール政策を推進し、自然再生や自然保護の公共事業を充実させて、自然環境の基盤である第一次産業をしっかりと支え、生物多様性保全と気候変動対策の両輪を動かしていきたいと考えている。
〔元環境調査コンサルCSG代表・公益財団法人日本自然保護協会保護部部長・現在は自然保護アナリスト。57歳〕
・民意無視の異常な原発推進政治の打開を
全国比例 はすいけ透
私の家は新潟県の柏崎刈羽原発のPAZ(即時避難区域)内にある。昨年の能登半島地震により複合災害時の避難は困難であり、実効性のある避難計画を構築しなければ「絵に描いた餅」になることが、改めて証明された。
住民の意見を反映させる「県民投票条例」制定を求める署名は14万筆を超えたものの、新潟県知事は、「賛成・反対の二者択一では、多様な意見を拾い切れない」との詭弁を弄し、条例案は県議会で否決された。住民の意見を反映した意思決定のできる民主的な行政の実現をすべきであり、この異常な状況を何としても打開したいと思っている。〔元東京電力社員。70歳〕
れいわ新選組参院東京選挙区候補、山本譲司氏の著書お薦めです
菅直人に憧れて秘書から国会議員になりました
敢えて罪を被ったのでしょう
執行猶予になるチャンスがありながら…です
詳細は下記の本を図書館でお借りしてお読みください
新潮ドキュメント賞受賞 獄窓記&出獄記
獄中生活は、元議員の体験とは信じ難いほどすさんだ冷静なタッチで記されている。
心身に障害を持つ受刑者の世話係に配置され、汚物処理作業や下の世話に従事する様子や、
「お前、自分を捨てたな」と笑う看守らの目に見えぬ圧力…….、迫力あります。