いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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どうして怒っているの?

 総選挙で落選し、比例復活した日本維新の会の足立康史が「朝日新聞、死ね」とツイッターに書き込んだことが問題になっている。朝日新聞の11日朝刊の社説「『加計』開学へ これで落着とはならぬ」に対して、本人が怒って投稿したものだ。傍から見ていて不思議なのは、足立康史は自民党の衆議院議員ではないという点だ。疑惑追及から逃げ回る首相を清和会所属の若手がムキになって擁護しているというのならまだしも、維新の会所属の足立康史がなぜこれほど感情を丸出しにして怒っているのか? しかも「死ね」というような身も蓋もない言葉を使ってしまうほど、朝日新聞に腹が立って仕方がないのはなぜなのか?――である。


 まるで自分や自分の親分、あるいは所属組織が攻撃されている時の当事者のように、その防衛反応は正直である。そのようにして維新の会が自民党の安倍政府を身体を張って防衛し、批判者に向かって「死ね」というほど感情的になっている事実に、維新の会の正体が見える。彼らは野党ではなく、まさに自民党の別働隊であり、自民党所属の議員たち以上に安倍晋三親衛隊なのだ。


 足立康史は以前にも民進党の議員たちを「アホ」呼ばわりして懲罰動議騒ぎを引き起こしたことがあった。また、「死ね」騒動にひき続いて、数日前にも国会で石破茂などの議員を名指しで「犯罪者」呼ばわりして発言を撤回し、陳謝するなど、なんともお騒がせな毎日を過ごしている。その矛先はいつも安倍晋三の敵に向いているのが特徴だ。52歳にもなって「死ね」とか「アホ」といった言葉を常用している大人というのも大概で、豊かな表現力に乏しいことを自己暴露しているが、そうやって他人にマウンティングして優位性を主張したり、大きな声を出した者が勝ちというような低俗な政治をはびこらせるわけにはいかない。それは「おまえの母ちゃんでべそ」レベルの喧嘩と大差ないからだ。

 国会が子どもの口喧嘩レベルになっていることを痛感させられるのだった。


                          武蔵坊五郎

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