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5月12日に安岡マルシェ 世代越え地域みんなで楽しむ企画 海ではカヌー乗船体験も 

地元中心に多彩な26店が出店

 

 下関市の安岡地区まちづくり協議会は、12日(日)の午前10時から午後4時まで、JR安岡駅前を歩行者天国にするとともにそばの国道191号線沿いにも出店スペースをつくって、地元を中心に26店舗が店を出し、子どもからお年寄りまでが1日楽しめる第3回安岡マルシェ・カオスやストリートをおこなう。安岡自治連合会、吉見ガールズコレクション(YGC)、下関市立大学学祭実行委員会が協力している。雨天決行。

 

 安岡マルシェは、地元商店街が昔と比べて寂れるなかで、若者を中心に地元で商売をやっている人たちが地域に賑わいをとり戻そうと始めたイベントで、前回の第2回(昨年10月21日)は約1800人(主催者発表)が行き交い大きな盛り上がりを見せた。そのなかで地元で有機野菜の栽培をおこなっている若い農家が「安岡を盛り立てよう」と出店したところ、そこで知り合った地元商店に野菜をおろすことが決まるなど、横のつながりが広がったことも喜ばれている。

 

 今回のテーマは「海」で、商店が立ち並ぶエリアと国道を挟んで向かい側の安岡海岸沿いにも新たにエリアを設置。浜辺に空中ハンモックをもうけたり、大人用・子供用のマウンテンバイクを用意し砂の上を駆け巡ることができるエリアをつくる予定で、カヌーの乗船体験をすることもできる。ぬれてもいい服装で来るよう呼びかけている。

 

 海辺のしましま食堂には、貝殻を利用したクラフトワークのスペースももうける。こうして「午前中は個性あるたくさんの店でお腹を満たし、お昼には浜辺でしっかり遊んで、お腹のすいたところで店に戻ってまた食べることができる」というイベントになるだろうと主催者はのべている。

 

 安岡マルシェに出店する店・グループと内容は次のとおり。

 

唐揚げもりもり…唐揚げ、サザエ飯、たこ飯、山菜おこわ、チキンバーガー

(山口県漁協ひびき支店とのコラボ出店)

・同…多肉植物
BOU…ヘアアクセサリーなどハンドメイドの雑貨
ヤマカ醤油…子持ちイカ
YGC…雑貨
安岡病院…うどん、炊き込みむすび
下関市立大学学祭模擬店係…たこ焼き
ちくちく会…ちらし寿司
八起の家…パン
下関病院&福祉サービス梶栗…甘きぬ豆腐
水産大学校料理研究会…魚醤を使った焼きそば
おうち里山…ピッツァ、生ビール、ソフトクリーム、コーヒー
公文式下関安岡教室…雑貨
クラフツマンコーヒーロースターズ…コーヒー
天然酵母パン安庵…揚げコッペ、パン
とみおか自然農園…有機・無農薬野菜
村田実商店…焼きちくわ、ちくわの詰め放題
KSS企画…鶏卵焼き、焼き鳥
お菓子工房幸ふく…団子や饅頭、ふくフライ、ふく唐揚げ
ウーネミン…ちらし寿司、綿菓子、フランクフルト
GREEN PEACE…野菜
安岡沖洋上風力発電建設に反対する会
地酒のまえつる…酒、ジュース
ルナカフェ…惑星ドリンク、ランチボックス、クレープ風パンケーキ
雑貨牧場GAYU・ゆかりんぱ…波佐見焼、リンパマッサージ
かりてきた猫…カレーライス、アイスクリーム、コーヒー、ジュース

 

 また、今回はじめて安岡沖洋上風力発電建設に反対する会がブースを出すことになった。地元での反対運動は6年目に入るが、同会はパネル展示などをつうじて、安岡マルシェに参加する若い世代に風力発電の健康被害など問題点を知らせることにしている。そのほか、利益のなかから風力反対の裁判闘争に寄付することにしている店舗もいくつかある。故郷でこれからも安心して暮らせることがまちづくりの基礎、との思いが込められている。

 

 安岡地区まちづくり協議会の山西伸典氏は、「今回は、子どもたちに1000円持たせたら1日中遊べる日、というのをコンセプトにしている。今回が3回目だが、地元商店が店を出し、そこに地元の子どもからお年寄りまでが集って横のつながりができていくようになっている。それが本来の目的にかなう方向だと思う」とのべ、安岡地区内外からの多数の参加を呼びかけている。

 

第2回マルシェで大道芸を見る住民たち

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