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前田晋太郎が林派デビュー 再来年の市長選に出馬表明 林派との手打ちアピール 安倍派の矜恃はどこへ?【記者座談会】

長門市長選では、自民推薦候補の応援に林芳正、吉田真次など自民・公明の国会議員、県議会議員らが総力をあげたが惨敗した(11月12日)

 「保守王国」などと呼称されてきた山口県及び下関では、安倍晋三という政治構造の頂点に君臨していた政治家が銃殺されておよそ1年半が経過したもとで、微妙なパワーバランスの変化が顕在化している。自民党山口県連では県議会議長の柳居俊学が名実共に「ボス」の座に就き、先の長門市長選が体現したように各自治体の首長選挙にまで口を挟むようになり、安倍晋三の選挙区だった新山口3区(萩、長門、下関、美祢、山陽小野田)では官房長官に就任した林芳正がこれと組んで存在感をアピールし始めるなど、これまでにない様相を呈している。流動著しいなかで、慌てん坊が先走ってドジを踏んだり、はたまたかつての仲間を裏切って門徒変えする者がいたり、変化の渦に投げ込まれた当事者たちの体験は悲喜こもごもである。保守のなかで何が起こっているのか、直近の様子と併せて記者たちで分析してみた。

 

柳居俊学&林芳正コンビの露骨な台頭

 

  「安倍亡き後」の地元の変化をずっとウォッチングしている訳でもないが、地元に居れば嫌でも耳に入ってくるし目にもする変化を定期的に記者座談会形式でまとめて記憶にも記録にも残してきた。1月末の下関市議選しかり、4月の衆院山口4区補選しかり、長門市長選しかり、今年だけでもいろいろとあった。大将を失った安倍派の溶解は、この年の暮れまできて地元でも隠しおおせないものになっているし、いまや中央でも安倍派が裏金パーティー問題で針のむしろだ。登り詰めた崖のてっぺんから落っこちていくかのように権力の座からの転落が始まっている。下関だけ見ても安倍派は抗ってはきたが、裏金パーティーちゃんまできて気力も萎えているような印象だ。

 

  裏金パーティー券問題と関わって、在京メディアの知り合いたちから「安倍晋三は地元で2万円券を売りさばいていたのか?」との問い合わせが多数あった。桜を見る会にバカみたいに支持者を招待していたくらいだから、熱狂的支持者たちが買い支えていたのではないか? という見立てのようだった。しかし、それはない。パーティー券は東京の秘書たちがカネを持っている大企業に売りつけていただけで、地元の私設秘書たちがノルマを背負っててんやわんやしているという話はあまり聞いたことがない。政治資金報告書に記載されているもので、毎月1万~3万円を寄付している地元企業の経営者とか病院経営者などはチラホラ散見されるが、これも商売繁盛のための投げ銭みたいなものだろう。

 

  どこかのテレビ局が「元支持者の証言」みたいなものを出していたが、地元で2万円のパーティー券を秘書たちが売りさばいているという話は聞いたこともないし、そんなことを選挙区でやれば「えげつないカネ集め」としてひんしゅくを買うだけだ。それこそ、10月初旬に林芳正が何を思ったのか2万円のパーティー券を売りさばいて物議を醸したくらいで、地元では「2万円のパーティー券」はもとから馴染みがないものだ。それは東京で開催する政治資金パーティーの相場であって、選挙区でのパーティー券といえば、せいぜい4000円の新春の集いなのだ。

 

 カネのない田舎者相手に2万円もするパーティー券を売りつけたら、嫌がられて票が逃げるだけだ。そんなことはバカでもわかるが、林芳正だけはわからないようで、秘書たちが偉そうに郵送で地元中小企業や自民党員に複数枚送りつけて問題になっていた。これからは林派の天下ですが、あなたはどうしますか? と踏み絵を迫っているかのようで、「これ、買いとらないと干されるんだろうか?」と真顔で心配している企業関係者もいたくらいだ。安倍派、林派に関わらず「林芳正ふざけんな!」「藤野(地元秘書)が調子に乗っているんじゃないか?」と大話題になっていたくらいだから、同じように安倍事務所が地元で2万円のパーティー券を売りさばいていたら必ず耳に入ってくるはずなのだ。清和会所属の代議士たちは、カネを持っている東京の大企業にたかっていたというのが実態だろう。有権者に売りつけるとは自殺行為以外のなにものでもない。そんなことをやるのは林芳正くらいなのだ。

 

 B むしろ自民党県連界隈で耳にする怪しいカネ集めといえば、年1回開催される県連セミナーのチケットではないか? ノルマがあるのか1枚1万円のチケットを県議どもが周囲にせっせと売りさばいている。自民党の関係者曰くノルマがあるが、ノルマを越えて売った場合にノルマ越えの分は半額の5000円が自分に返ってくる仕組みだそうだ。最近の裏金パーティー問題を受けて自民党山口県連が慌てて収支報告を書き換えたそうで、証拠が残ってない可能性もあるが、清和会方式を真似たキックバックの仕組みがあったのなら裏金問題として検察がきっちり捜査するべきだろう。売りつけられた企業経営者たちも県議どもに「オマエ、半額キックバックもらってたんじゃないか?」と問い詰めてみたらいい。

 

県内の政治構造 激震の1年

 

 A 話を戻して、この1年山口県内でも政治構造には激震が走って大いに揺れた。7年8カ月続いた長期の安倍政権下で、山口県の政界も安倍晋三が牛耳ってしまって、参議院ポストでいえば配下の北村経夫、江島潔をねじ込み、県知事には山本繁太郎に続いて総務省から引っ張ってきた村岡を配置。山口2区は実弟の岸信夫にあてがい、衆院比例では子分の杉田水脈を中国地方の序列トップに配置して清和会の頭数を増やすなど、かなり一方的にやってきた経緯がある。衆院山口3区の河村建夫討伐も表向きは林芳正の殴り込みと選挙区争奪だが、山口4区から林派の影響力を排除したい安倍晋三の協力あってのことだ。代議士たちや自民党山口県連のパワーバランスとしては安倍晋三のやりたい放題といっても過言ではない状況があった。

 

 とはいえ、県政では県議会議長の柳居俊学が影響力を持っていて、安倍晋三とて議長ポストを子分の友田有にしようというもくろみだけはかなわなかった。それだけ友田に人望がないということでもあるが…。知事の村岡も好きにさせてもらえず、半ば柳居のいいなりだ。同じ会合に知事と議長が出てきた際に、村岡が柳居のイスを引いて執事みたく振る舞っていることが驚かれていたが、両者の関係性をよくあらわしている。安倍晋三が亡くなり、さらに岸信夫も病気で引退し、河村建夫も排除され、自民党山口県連では敵なし状態になったもとで、柳居&林コンビの影響力が一気呵成で強まり、県議どもや鼻の利く首長たちがトレンドの変化を察知してなびいている。それがこの1年を通じて露骨に見えたのではないか。

 

 B 代議士としては吉田、岸信千世などヒヨコもいいところで、4月の補欠選挙では柳居に怒鳴られて顔をひきつらせていたことが大話題だった。頭が上がらない関係だ。高村正彦の息子といっても、これまたヒヨコもいいところで実力などない。県議会でも柳居と渡り合うような実力者がほかにおらず、知事は飾り物で実質の知事を県議会議長がやっているという不思議な光景がある。それなら県知事選に柳居本人が出馬すればいいのにと思うほどなのだ。高級車のセンチュリーを議長送迎車としてあてがわれ、安倍晋三亡き後は満を持して「自民党山口県連の天皇」にのし上がった。県選出の国会議員どもも頭が上がらず、県議会では安倍派の県議どもも軒並み右へ倣えで柳居の僕(しもべ)と化している。

 

 C これが林と組んで衆院山口3区の河村排除も仕掛けたし、そこは共通利益で安倍派も加担した。河村建夫はもとから自民党山口県連で浮いていたし、選挙区再編も動こうかという情勢のなかで真っ先に切り捨てられた。しかし安倍晋三が死んだものだから、林芳正は拾ったオモチャを捨てるように住所まで移した宇部を後にして、下関を選挙区とする新3区に戻った。高村の息子としては万々歳だろう。そして、安倍後継だったはずの吉田真次は選挙区を失い、貧乏クジを引いている。衆院山口新3区の公認を巡る争いもやっていたが、早々に林芳正公認で決着がついて吉田の出る幕などない。だいたい4月の補選で吉田の得票はわずか5万2000票程度だった。この数字だけ見ても、とてもではないが「新3区の公認を私に」などいえたものではないのだ。

 

 B 安倍派の残党たちとしては吉田を抱えながらその結束を保ちたいという意識もあるようだが、如何せん派閥の長は死んでしまって、必然的に溶解している。柳居&林コンビの台頭を察知した上層部分はとっくの昔になびいているのだが、「安倍派の命脈を!」などと抗っている部分がとり残されたかのように置いてけぼりをくらっている。

 

物議醸した下関市長の市政報告会

 

前田晋太郎下関市長

 C 先日、下関市長の前田晋太郎が5000円のパーティー券を売りさばいて海峡メッセで市政報告会を開催した。750人くらいが集まったのだが、市職員がわんさか詰めかけたほか、企業関係者であったり、自治会長が呼ばれて参加していたり、面子は様々。そのなかで山口合同ガスが目立っていたことが話題になっている。林派ボスともいえる林泰四郎(林義郎の実弟)も出席していて、会のはじめには林芳正からのメッセージが読み上げられ、前田晋太郎が再来年の市長選への出馬表明をするというものだった。

 

 安倍事務所の秘書上がりの前田晋太郎だが、林派デビューを果たすというのだろう。林泰四郎に見初められ、市長続投について林派の合意を得たのだといわんばかりのセレモニーだったわけだ。

 

 前田本人は安倍晋三の「あ」の字もいわず、唯一来賓として参加していた江島が「安倍先生が」「安倍先生が」をくり返していた程度。そして、「長周新聞に書かれたので」と自虐ネタを放り込みつつ、『シェリー』を封印して同じく尾崎豊の『ボクがボクであるために』を熱唱するという調子だ。「ボクがボクであるために勝ち続けなきゃならない♪」そうで、これまた選曲としては歌詞の意味においても笑えるんだが、「どこに転がっていくんだろう♪」から恐らく林派に恭順の意を示し、媚びを売ることで新しい生き方を見つけたのだろう。

 

 A それにしても再来年の市長選の出馬表明をこんなに早くするなど前代未聞だ。下関市長選の場合、時期的にはだいたい来年の9月議会で現職が出馬表明するというのが定石で、こんなに早い時期に慌てて出馬表明する現職など見たことがない。慌てん坊のサンタクロースならぬ慌てん坊の晋太郎ではないか。これは早い時期に表明して他を牽制するという意味しかない。本人は「来年のことをいうと鬼が笑うといいますが、わたしは再来年のことをいいます」などと口にしていた。余裕なのだろう。

 

 林派で市長ポストを虎視眈々と狙っている面々がいる目の前で、林泰四郎まで出てきて「林派公認」「手打ちは済みました」をやったわけだ。下関市議会議長の香川昌則が林派の援護を受けて次期市長選を狙っていると評判だったが、香川は挨拶のなかで「3選を願って」的なことはいっさい口にせず、さぞかし悔しかったろうと話題になっている。あと、名前が呼ばれて県議をはじめとした来賓が壇上に登っていく演出だったのだが、林派県議の塩満がその場にはいたが名前を呼ばれたのに壇には上がらず抵抗していたのも印象的だった。中尾vs前田の市長選、すなわち林派vs安倍派のバチバチの抗争をやりあった相手であり、本人なりの思いがあるのだろう。

 

 C 安倍派県議の平岡が林派県議の塩満のところに、「吉田真次はどうでもいいけど、市長だけは前田晋太郎にやらせてくれ」といいに行ったとか行かなかったとか、前田晋太郎が林派のトップに恭順の意を示し頭を下げたのだとか、いろいろと話題にはなっていたが、今回のパフォーマンスで手打ち完了をあらわした。

 

 林派の軍門にくだるということは、林派の利権その他を斡旋しまくるという意味にも受けとられるし、既にその兆候は見えていた。来年度の予算編成や市長選までの市政運営にも露骨にあらわれるだろうし、林派に媚びを売ることで「ボクの3選」に道筋をつけた前田晋太郎の生き様を、安倍派残党の皆さんはしかと目に焼き付けておいたらいいと思う。

 

 A しかしこれ、林派としては日和ったという意味合いでもある。長門市長選でも安倍派討伐をしかけたが失敗し、萩市長選でも林派が支援した候補が敗北して河村建夫の実弟が市長ポストを奪って今日に至る。新3区の選挙区内であっちもこっちも敵をつくってしまい、これで下関までバチバチの安倍vs林をやった場合、衆院選に必ず影響するという不安が見え隠れする。とくに長門市長選の結果がみっともないものになってしまい、しかも安倍派の意地に火を付けて禍根を残したのが影響している。あの選挙は、林が乗り込んできたことに対して、安倍派女性部のコスモスの会の女性たちがムキになって対抗していたのが印象的だった。

 

 恐らく来年なり再来年に総選挙が実施されたとして、萩では河村派は林の応援などしないだろうし、長門では現職市長を支援した人々はとりくまないのが目に見えている。自民党は二分して修復は難しいのが現実だ。羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹くではないが、恐らく林派の上層部としては下関で両者のバトルが再燃するのは得策ではないという判断が働いている。そこに前田晋太郎がやってきて「ボクがボクであるために林派になります♪」なんて頭を下げてきたら、とり込んだ方が無難となる。メンツとか意地とか、政治的矜持などもとからないのか、利をとったようにも見える。

 

 B とはいえ、林派を支えてきた面々としては実に面白くないだろう。「度胸がなくビビッて逃げる」といわれ続けてきたが、下関市長選での激突を回避して逃げていくようにも見えるわけだ。これでまた「いつも逃げる」が追加される。傍から見ていてもそれはダサいし格好悪いものがある。まあ、衆院選がいつ実施されるのか時期的なものも関わってくるのだろうが、現局面では「前田の林派転向」によって馴れ合っていくという選択をしたわけだ。林派についてきた市議とか県議とかが哀れに思えるほどだ。

 

下関市長選で前田晋太郎の応援弁士をする故安倍元首相(2021年3月)

 7年前の市長選であれだけバチバチのバトルをくり広げ、林派は中尾が市長から引きずり降ろされ、その後も自民党下関支部では安倍派県議の平岡から、林派市議だった小熊坂が骨折させられたり、市議の安岡は安倍夫妻を議場で批判したことで党員資格停止処分をくらったり、林派としては随分と辛酸を舐めさせられてきた。安倍派残党の前田晋太郎が林派トップにとり入って手を握る光景は面白くないのが当然で、やってられない心境になってもおかしくない。士気は下がるし力が抜けるのではないか。

 

 A ただ腐っても林派。このまますんなり1年4カ月が経過するのかだ。仮になにがしかの事情が働いて前田晋太郎が市長を引きずり降ろされることになった場合、それは来年のことならまだしも再来年のことを口にしたバチで鬼が大笑いした――ともなりかねない。そうならないためにとことん林派に尽くす市政運営をするのが目に見えており、安倍派としてはどうすんの? こいつ――とも思うわけだ。

 

 安倍後継としての補欠選への出馬を断ったのも前田晋太郎としては先が見えており、勘違いした吉田真次が今になって気付いても遅いのだ。吉田真次についても哀れに見えて仕方ない。飛ぶ鳥落とす勢いだった清和会は裏金パーティーで金権腐敗政治の権化みたく叩かれ始め、この支持率の落ち込みと自民党嫌悪のなかでは比例だってどうなるかわかったものではない。選挙区の現職たちで危険ラインのベテランたちが比例上位に重複してくる可能性だってあるだろうし、山口県では2区の岸信千世が保険をかけるのも当然だろう。そうなったら吉田真次は当選すら危うくなるのだ。後ろ盾になるはずの派閥も落ち目の清和会からは逃げ出す者が続出してくるだろうし、本人がいくら「安倍先生の後継です!」といったところで、いったい誰が相手するのだろうか。

 

溶解止まらぬ安倍派

 

 B 補選をすり抜けた前田晋太郎の方が先を読めていたということだろう。口説きに来た萩生田も今ではあの様だ。安倍派からの転向が方々で始まっており、山口県内でもその影響が各所で顕在化している。前田晋太郎の林派デビューもその筋から見ると自然な流れに見えるのだろうし、「安倍派? もうトップが死んだじゃん」という極めてクールな判断から次なる時流に乗っていくという行動が始まっている。

 

 そこに政治的節操など微塵もないし、周囲がアッと驚くような行動であっても本人たちはただただ「ボクがボクであるため」だけにやっているのだ。前田晋太郎だけではない。転がり続けるボクの生き様を見せてくれているのだ。

 

 A それにしても次の下関市長はもう決まったかのような浮かれっぷりだが、市長を決めるのは林派トップなのか? だ。市長を決めるのは有権者であり、下関市民のはずだ。それはあくまで建前で、俺のいうことを聞くなら市長を続けて良しとか、ダメとか、何様なのだろうかという疑問はある。有権者からすると怒って然るべき話だ。前田晋太郎にしても、林派のトップに見初められたからボクは市長を続けられると考えているのだとしたら、有権者の冒涜以外のなにものでもない。

 

 市政としては今後、安倍晋三の置き土産ともいわれるあるかぽーとの星野リゾート関連の開発利権も進行中で、周辺整備を市財政でやらされることが目に見えている。加えて林派のわがままもあれこれ聞き入れた予算執行ということで、どうなっていくのだろう? と役所内外でも話題になっている。新規箱物の空調などもみなガス仕様になっていくのだろう。サンデン交通にもいったい何億円の税金が注がれるのだろうか。要するに市長選とは利権の配分役を誰がやるのか? であり、手打ちが済んだということは、そのために尽くしていくということなのだ。

 

 C 年の暮れまできて、最後の最後に前田晋太郎の林派デビューを見せつけられて、中央政界では清和会は裏金パーティーですったもんだ。安倍派の溶解は止まらないのだろう。山口県での変化は引き続きウォッチングしていくことにしよう。

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この記事へのコメント

  1. 海の若大将 says:

    長門市長選での敗北が相当効いたんでしょう。中尾氏を蹴散らした前田氏に林派がいい感情を持っているはずはないし、前田市政の下で林派企業が辛酸をなめたのも記憶に新しい。にも拘わらず早々に仇敵前田氏と握るなど、林氏の腰抜けぶりが可視化され、支援者たちの落胆が目に浮かびます。

    今回の新年会をめぐるドタバタぶりもそれに輪をかけて酷い。元来官房長官は東京を離れないことが不文律なのに、この時期の新年会!おまけにS市議がSNSでパーティの参加を呼び掛けていましたが、ご丁寧に、これは「政治資金パーティ」ではありませんと明記する始末。林氏ご本人の世間知らず振りも大概ですが、取り巻き連のお粗末振りも目に余る。広い意味ではお公家集団と揶揄される宏池会の緩さ露呈ですが、要は林芳正氏とその取り巻き連の決定的な政治センスのなさ。棚ぼた気味に官房長官の座が転がりこんで千載一遇のチャンスだったですが、この政治オンチ振りでは宰相の可能性はゼロ。残念ながら林総理の目はない。

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