いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

文字サイズ
文字を通常サイズにする文字を大きいサイズにする

レッドキャベツ惜しまれながら閉店 30年の歴史に幕下りる

 食品スーパー・レッドキャベツ(本社・福岡市、岩下良社長)が2月いっぱいで山口県内の全6店舗を閉店する。25日に埴生店(山陽小野田市)、新天町店(宇部市)が、26日には下関市の上田中店、新地店が午後6時をもって閉店。下関で創業した地場スーパーとして親しまれてきた30年の歴史に幕を下ろした。

 

 下関市の上田中店は最終日の26日、朝からレジに行列ができるほどの人でにぎわった。店内の商品は半額で販売されたため、夕方には大半が売り切れてわずかな商品と空の陳列棚を残すのみとなったが、午後6時の閉店まぎわまで最後の買い物に訪れる市民が続続と車で乗りつけていた。

 

 「蛍の光」が流れるなかで、顔なじみの店員に何度も挨拶をする年配の常連客、離れがたい様子で店舗前にたたずむ人など、慣れ親しんだ店舗に別れを惜しむ人人の姿があり、「30年もここにあった店だから、本当に寂しくなる」「これからどこで買い物をしたらいいのだろうか」「クリーニング屋さんや花屋さんは残るそうだが、レッドキャベツがなくなったら来る人が少なくなって困るだろうに…」「下関はイオンかイズミしかなくなっていく」などと、思いが語られていた。

 

 新地店は1987年、上田中店は1990年にオープンした店舗だ。ある女性は、「上田中店も30年になるし、新地店はそれより長い。30年も馴染んだ店がなくなるのは本当に寂しい。どちらも周囲に高齢者が多く住む集合住宅などがあるので、これからの買い物をどうしようかと途方に暮れている高齢者も多い。若い人は車で別の店に行くことができるが、足の悪い高齢者は簡単に買い物に行くことができなくなる。電気が消えれば街も寂しくなるから、なんらかの形で次の店が営業してほしい」と話していた。

 

 とくに困るのは鮮魚や精肉などの生鮮食料品だ。なかでもレッドキャベツは鮮魚に定評があったため、新鮮な魚を買える場所を求める住民は多い。店舗の跡地利用については、他のスーパーなどが出店を希望しているという話もあるが、今のところレッドキャベツからの公表はない。とくに高齢者のなかでは、今後の動向に注目が集まっている。

関連する記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。なお、コメントは承認制です。