いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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密着・れいわ新選組 山本太郎 in 東京都知事選【写真速報6】記事「演説聞く聴衆の胸中やいかに」

6月27日(土)赤羽駅前、王子駅前、上野公園前、北千住駅前

 

■赤羽駅前(ゲスト/須藤元気参議院議員)

■王子駅中央口前(告知なし、ゲスト/須藤元気参議院議員))

■上野公園前交差点(告知なし、ゲスト/須藤元気参議院議員))

■北千住駅デッキ(ゲスト/須藤元気参議院議員)

6月28日(日)新宿駅東南口、渋谷駅前ハチ公広場、池袋駅西口

 

■渋谷駅前ハチ公広場

 

■池袋駅西口(ゲスト/須藤元気参議院議員)

 中盤戦に入った東京都知事選(7月5日投開票)は、メディアの低調な扱いとは裏腹に、街頭や水面下での攻防は着実に熱気をともなった変化を見せている。新型コロナ・パニックによって表面化した都民生活の深刻な貧困化や失業問題、非正規雇用の増大による雇用不安が蔓延するなかで、国民の生命・財産の保護よりも一部の既得権益層の経済効率を優先する旧態依然の政治に対して、新しい勢力を押し立てて首都東京から政治変革を進めていく下からの機運が高まっている。メディアの都知事選黙殺や自民・公明の組織票に支えられ、街頭活動を一切おこなわずに逃げ切りを図る現職に対し、コロナ禍という困難な条件ではあるものの、変革を望むより多くの有権者の力を束ねることが首都決戦の行方を左右しそうだ。

 

 都知事選に立候補している22陣営のうち最も旺盛に単独の街頭演説をくり広げているのが、れいわ新選組公認の山本太郎陣営で、都内各地で告知なしのゲリラ街宣をおこない、不特定多数の無党派層への訴えを広げている。駅頭を中心にした街宣はどこでもたちまち人だかりとなり、その訴えに真剣なまなざしを向けている。既存政治への幻滅や不信も入り混じるなかで、本気の対話が生み出す空気は「白けムード」を払拭する熱量を放ち、都知事選を揺り動かしている。

 

 山本陣営は26日以降も、錦糸町駅、新小岩駅、有楽町駅、赤羽駅、上野公園前交差点、北千住駅前、新宿駅、渋谷駅、池袋などで街宣をおこない、江東区出身で立憲民主党に離党届けを提出して山本陣営の支援に参加した須藤元気参議院議員も連続的に応援演説に加わるなど本格参戦した。須藤氏は「国は何千億円も使って金融機関は救うのに、生活に困った庶民には自己責任という新自由主義と、緊縮財政主義という誤った政策で、たった30年で日本をこんなに貧しくさせた。20年以上もデフレなのに消費税増税という真逆の経済政策をやっている」「みんなが苦しんでいるときこそ積極財政で救わなければいけない。東京が変われば国政が変わる。都民が救われれば国民が救われる」「私たちロスジェネ世代が立ち上がるときだ」と支援を呼びかけている。

 

 山本氏は、コロナ災害の非常事態にさいし、都債総額15兆円を財源に都民の生活の底上げをおこなう独自政策を訴えるとともに「経団連などが組織票と政治献金で自民党に権力を持たせ、全有権者のわずか3割程度の得票で自分たちに利益を誘導する政治をやってきた。それならば逆に、政治に失望し、選挙への関心を失った5割もの人たちと繋がっていけば、パワーゲームにおける力関係を変え、政治をひっくり返すことができる。死にたいと思うような東京ではなく、生きていてよかったと思える東京を一緒につくっていきたい。東京が変われば日本も変わらざるを得ず、東京から永田町を揺らしていく。あなたがいなければ始まらない」と力を合わせることを訴えている。

 

コロナ対策は切実 収入減や失業の悪循環

 

 山本太郎陣営がどのように人々を惹きつけ、期待を集めているのか――ゲリラ街宣に足を止めて演説に耳を傾けている一人一人に意見を聞いた。

 

 江戸川区での演説を母親と一緒に聞いていた30代の女性は「看護師や介護職の危険手当などに着目してくれたことがうれしい。以前に介護職をしていたが、仕事内容に比べて給料は低く、江東区の北砂ホームで集団感染が出たときも高齢者を守るために独自の対策をやって最小限に抑え込んだが、政治や行政の方が後手後手で、その問題はメディアでもあまりとりあげない。山本さんのことは親から勧められた演説動画を見て知っていた。職を失って明日もわからないという境遇の人と対話し、実体験を直に学んだうえで具体的な政策に繋げていると感じる。私は電話のオペレーターの仕事をしていて、直接コロナの影響はなかったが、家族がスーパーのレジ係をしていたり、テレワークになったりした。収入は減るのに、家にいれば光熱費は上がる。このままでは先細りだ。失業して住所不定になると仕事にも就けず、家も借りられず、抜け出すことができなくなる。その悪循環から抜け出すのに3~4年かかるという。山本さんは、その貧困の実態に目を向けていることがすごいと思う」とのべた。

 

 一緒にいた母親は「スーパーの従業員をしている。コロナ騒動が中盤のころに風邪で37・2度の熱が出たが、保健所に連絡しても受診できず、職場からは白か黒かはっきりしないうちは出勤を断られた。やっと義母の介護が終わり、パートで働き出したばかりなので補償などもなく、クビになるのではないかと神経がすり減る毎日だった。スーパーの店員はどこで感染したかもわからないのに、熱が出てもPCR検査も受けられない。下の娘も風邪気味だが保健所に問い合わせても、いまだに2~3日待ってくれといわれている。新宿区などでは独自の検査態勢が拡充されたというが都レベルでは変化がない。医療や介護従事者に感謝とか“頑張れ”というが、検査すら受けられず内実がともなっていない。山本さんは私たちと同じ素人から苦労してここまで頑張ってきたし、市民の根本的な願いを叶える政治に変えようとしている。その男気にかけたい」と話した。

 

 さらに「国を守るのか、人を守るかではなく、人を守ることが国を守ることだと思う。経済をとるか、人命を守るかというのも、現状では一部の企業が利益をとるために人命を後回しにしている。順序が逆だ。厳しい選挙にはなると思うが、与党を支える3割のお金持ちと、残り7割の庶民とのたたかいだと思っている」と話した。

 

 有楽町駅の演説会に立ち寄ったスポーツインストラクターをしている40代の男性は「フリーランスとして五輪関連機関と契約して、6月から五輪関連の仕事をする予定だったが、開催延期で仕事が消えた。来年も開催できるかどうかわからないので現在は宙ぶらりん状態だ。多少の手当ては出るが、今の状態で開催しても他国の選手も来日するかどうかもわからない。そもそも東京招致の大手をもうけさせるようなやり方に不満を持っていた。国ではなく、東京都が主体なのだから開催の是非は東京都知事が判断すべきだし、いっそのこと開催中止を決めた方がいいと思っている。五輪をやるために感染対策が後手に回り、経済的に見ても五輪の経済効果をこえる打撃を被っている。23区をはじめ各自治体に割り当てられた五輪経費はそのままコロナ対策に使うべきだ」と話した。

 

 また「山本さんは原発事故直後から注目していたが、最初はボランティアもほとんどおらず、街頭演説も2、3人でやっていた時期もあった。国会議員になり、ここまで支援者が増えていることを同世代として誇りに思う。しかも、その当時から主張がまったくぶれていない。前回の総選挙で期待された立憲民主党も既得権益層になり、それに共産党が組んでいるのが不思議だが、たとえ連立して政権交代しても必ず政策実行の障害になるのは目に見えている。そういうしがらみと袂を分かって、単独でも有権者との約束を果たそうとしている彼の姿勢を応援したい」と期待を込めた。

 

 同じく有楽町で演説を聞いていた背広姿のサラリーマン男性(50代)は「メディアがもちあげている現職の小池が有利だろうが、彼の演説はどの候補者よりもわかりやすく、はっきりしている。私の仕事は生活消耗品の販売なので、コロナ禍でどちらかといえば売り上げが伸びた方だが、今後の経済全体を見たときには先行きが心配だ。ただ彼の15兆円の都債発行などの大胆な政策は、政党の力がなければ実効性において未知数だ。国会や都議会はほとんどが抵抗勢力だ。そのためには強力な支えが必要になるだろうし、そのことをもっと強く訴えなければ説得力は乏しいとも感じる。今後は他の政治家を巻き込むくらいの影響力が必要になってくると思う。それでも彼の諦めない気持ちの強さには感心するし、それがこれだけ多くの人の心を動かしている」と話した。

 

 北区での演説を聞いた卸売業経営の男性(45歳)は「彼が掲げている政策が吉と出るのか、凶と出るのかは正直わからない。それでも常識派ぶっている大政党の政治家に任せていたら、この国はますます悪化していくと思う。野党も含めた予定調和の出来レースなど誰も見たくないし、現在の政治構造をぐらつかせるくらいの勢いで再スタートさせる人間が出てこないといけない。間違いがあれば正せばいいだけのことだ。常に底辺の人々に足場を置く彼ならやれると感じている。原発事故後に4人の子どものうち1人の娘が3カ月間、連続して鼻血を出すようになり、妻が反原発運動を始めた山本太郎に注目していた。私もその影響を受けた。メディアが異質扱いするくらいの熱量をもった人間でなければ、今の政治は変えられない」と期待を込めた。

 

 同じく北区で演説を聞いていた50代の女性は、「埼玉県在住なので選挙権はないが、知人から知らされて、はじめて生の演説を聞きに来た。これまで公約を裏切る政治家ばかり見てきて、政治は変わらないという気持ちが強かったが、演説を直に聞いて変えられる期待が生まれた。コロナの災害指定は、他の候補はおろかメディアすら主張しない。そこに本気度を感じる。私はコロナ以前から体調が悪く、働く意欲があっても雇用先がなく、就職が難しい。それでもなにかの役に立ちたいので、今日はボランティア登録をして帰ろうと思っている。今日も街宣のボランティアに若い人が多いが、こういう世代が元気よく表舞台に出てこなければ日本はよくならない。東京を変え、国政を変えてほしい」と話した。

 

小池都政への失望 国を動かす様な政治を

 

 上野公園前での街宣に来ていた幼い子どもを連れた父親(30代)は「百合子山(小池百合子の票)をこえるくらいの旋風を期待している。小池都政の4年間は、当初の華々しさとは裏腹に実績が皆無で、土壌汚染が問題になった豊洲市場を大金をかけて引っかき回したあげく、結局は築地市場を捨てたくらいのものだ。自分の出世のために都知事を利用しているし、対立していたはずの国とも仲直りして今は二人三脚だ。利権誘導という意味では石原都政よりもひどくなっている。東京五輪の開発で地価や不動産価格が高騰して、家族で入れる価格のマンションがなくなった。東京はどんどん住みづらくなっている。山本太郎さんには政治の裏側をオープンにして、私たち有権者に裏も表もさらけ出すような政治をしてもらいたい」と期待を寄せた。

 

 北千住での街宣に、高校生の子どもと一緒に訪れていた母親(40代)は、「山本太郎と同年代のロスジェネ世代でもあり、その勢いに期待している。彼は、今まで光の当たらなかった貧困世帯の人々の生活に光を当ててきたが、今はそういう貧困層がどんどん増えている。我が家は航空会社に勤めているので比較的安定した中間層だったが、所得は増えていても社会保険料や税金が値上がりし、各種控除などが打ち切られて、手取りがどんどん減っている。しかもコロナによる一斉減便でテレワークになり、部門によって10~30%カットの減給だ。たいへんな人たちのことを同情する場合ではなく、自分たちも明日はわからなくなってきた。だから彼の政治変革にかけるパッション(情熱)が以前よりも心に響いてくるようになった」と語り、公選ハガキを持ち帰った。

 

 製造業で働く20代の女性は「山本さんの演説で、コロナを災害指定することができることを知った。小池知事は政府に従順で、国に対してものをいってはいけない風潮をつくってきたように感じる。山本さんやれいわ新選組の存在は、昨年の参院選でテレビで一瞬だけ大群衆の映像が流れていたのを見て初めて知った。恥ずかしながらこれだけ支持を集めていることを知らなかった。障害者を殺傷した相模原事件など“役に立たない人間は死んでもいい”と見なす風潮が強まるなかで、山本さんの“生産性で命の選別をするな”という一貫した訴えに心を打たれた。種苗法改定などへの批判も共感できる。コロナの影響では姉が派遣切りにあったり、身の回りでも困っている人が増えている。国に対していうべきことをはっきりいうべきだと思う。権力者たちに単独で抗えば、それを潰す力も当然あると思うが、みんなで応援して支えていかないといけない。私も一市民として周囲に広げていきたい」と話した。

 

 幼い孫を連れた女性は「山本太郎さんの行動力に期待している。参院選挙に落ちても大臣に会いに行き、要望書を直接手渡すなどエネルギーに満ちている。俳優業を捨てて政治家になり、中卒から頑張って勉強しているのを見ているので私たちにも親近感がある。コロナでは、娘が子育てしながら仕事をしているので、夫も仕事が休みになって生活に苦労していた。都の対応は遅い。金曜日にはこの場所で小池さんの街宣をしていたが本人は不在で、音声だけを流していた。人命よりも五輪を優先する姿勢に憤りを感じる」と話した。

 

 陣営に寄附をした60代の女性は「娘が暮らしているオーストラリアのメルボルンでは、コロナ感染対策として、市民には2週間で1500㌦(約16万円)が7月まで振り込まれるという。無症状の人の検査もドアをノックして家庭訪問形式でやったり、スーパーの駐車場などで無償で受けられるという。これに比べると日本はなにもしていないに等しい。山本さんには経済政策だけでなく、東京都のコロナ対策の不透明な点も追及してもらいたい」とのべた。

 

 また「革新系の市民団体にいる知人は“れいわ新選組には綱領がない”といって毛嫌いしたり、冷淡に扱うが、山本陣営はこれまでのような組織票に頼った選挙では絶対にできないことをやっていると思うし、だからこそ私も含めたくさんの個人が支えている。立派な綱領を持っていても野党は足並みが揃わず、実体は空中分解しているようにしか見えない。山本さんは当選さえすればいいという人ではない。選挙が終わるとてのひら返しをする政治家が当たり前のようになっているなかで、政治家になってからも主張がぶれず、あくまで庶民と一緒に進もうとしていることを支持したい」と語った。

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この記事へのコメント

  1. 「今だけ、金だけ、自分だけ」の政治屋が闊歩する現政界の中で
    庶民に寄り添う姿勢を貫こうとする太郎氏は非常に稀有な存在。
    都知事になれば、国をかえる流れができるのだと考えます。
    しかしながら、太郎氏を妄信する支援者であってはならないと思う。
    言動をチェックしながら支援していきたい。

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