いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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危機への脆さといい加減さ

 政府の危機管理がずさんだったおかげでコロナショックが全国に拡大している。我が街でも「下関でも陽性患者が出たぞ!」という噂話があれよあれよと広まり、巷ではまことしやかに語られている状況がある。行政機関に確かめるとそのような事実はないし、患者が発生した際に隔離する受け入れ病院として市民病院(地下に隔離病棟がある)が指定され、医療チームも編成して万全の体制をとっているが、今のところ患者はいないのが実際のようだ。しかし新型コロナの恐怖をみなが感じているようで、噂話の広まりはウイルスよりも早い。「○○町に住んでいるお金持ちがダイヤモンド・プリンセス号から下船して帰ってきた」という噂が広まると、今度はその周囲の住民たちが慌ててマスクの確保に走り、某所のドラッグストアには開店時に200人が殺到したり、パニックともいえる現象が起こっている。隣で咳き込んでいる人を見ると「ひょっとしてコロナ?」と警戒する人がいたり、目に見えないウイルスに世の中全体が恐れおののいているのである。

 

 こうして小学校や中学校の卒業式は、「在校生の参加は5年生のみ」「来賓の臨席と祝辞はおこなわない」等等の措置が考えられていたが、27日には政府が唐突に小・中学校、高校などは3月2日から春休みまで休校とすることを決めた。首相の思いつきなのか何なのか、パニックに追い打ちをかけるように意味不明の全国一斉休校などぶち上げるものだから、それこそ大混乱である。その他にも、大規模イベントに限らず、卓球教室とか料理教室など身近なあらゆる催しが中止となっている。人の集まる催しの自粛の嵐である。入試はどうなるのか、休校中の子どもたちはどうやって学校のない日々を過ごすのか等等、親たちも含めてたいへんな毎日になることは疑いない。都会では満員電車の恐怖もあろうし、企業経営なども甚大な影響を被ることが避けられない。この調子だと散々な春を迎えそうで、それこそ今年は桜を見る会どころではない事態に立ち至っているのである。まるで疫病神にでも取り憑かれたかのように--。

 

 「この1~2週間が瀬戸際」を乗り切れるのか否か、見通しは誰にもわかっていない。検査を控えていたために実際の患者数がどれほどのものなのかも不明で、まずは実態を把握するところからしか封じ込めは始まらない。検査を受けさせずに患者をたらいまわしにしたり、後手後手だった間に国内の感染は拡大してしまったのである。東京五輪までに収束しなければ当然無観客試合ないしは開催延期なり中止も現実味を帯びてくるだろうし、危機に弱い国家なのかどうかが全世界からも見られている。 吉田充春

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この記事へのコメント

  1. れいわ支持者 says:

    《新型コロナウイルスの怪》
    新型コロナウイルスが初めて見つかったのは2019年11月武漢の市場だ。
    この時日本は何をしてただろう。
    河井夫妻の選挙違反騒動で持ちきりだった。
    当然中国人を日本国内に入れないように規制など何もしていない。
    武漢からも大勢日本にやってきてあらゆる場所を観光して回ってる。
    その後2019年12月に中国がWHOに新型コロナウイルスの存在を報告した。
    その後も中国人は日本にやって来ている。
    普通に考えるなら日本での感染ピークは2019年12月〜2020年1月と見るのが妥当だろう。
    武漢での死者は増えるのに中国のその他の死者は4人。

    新型コロナウイルスは日本にやって来てほぼ全員に感染して症状が出ずに収束したと考えるのが普通だろう。
    何故今になってマスコミが騒ぎ始めたのか。
    新型コロナウイルスは終わったのに。
    インフルエンザでの死者と新型コロナウイルスでの死者を比べると一目瞭然。

    北海道知事が緊急事態宣言を発令した。
    知事もグルだった事が分かった。
    マスコミに騙されたのは国民だ。
    中国での映像も見せられた。街を歩いてる人が突然倒れる。こんな事なんてあるわけがない。
    いつになると国民は騙されていた事に気がつくのだろう。

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