いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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カテゴリー「教育・文化」の記事

書店と図書館の連携―書店の減少と経産省「書店振興プロジェクト」について 日本図書館協会図書館の自由委員会前委員長・西河内靖泰

私たちの目指すものは「まちの図書館化」ということ    書店の減少や出版市場の減退が深刻ななかで、経済産業省が「書店振興プロジェクト」・・・

教育・文化2024.4.18 

ベルリン国際映画祭閉会式をめぐる映画人と政府の対応に差 イスラエルとパレスチナの映画制作者たちの作品が最優秀賞に

 今年のベルリン国際映画祭の最優秀ドキュメンタリー賞に、イスラエルとパレスチナの映画制作者集団が監督した『ノー・アザー・ランド』が選ばれ、あわせ・・・

教育・文化2024.3.18 

パレスチナ難民が抱えてきた苦渋の体験と感情世界を描く パレスチナ人作家カナファーニーの短編

 イスラエルのガザ虐殺への抗議が世界を席巻するなかで、パレスチナ人作家ガッサーン・カナファーニー(1936~1972年)の作品に新たな関心が集ま・・・

教育・文化2024.2.12 

中南米での左派政権復活の底流にある思想とは 民衆を導くリーダーの指針と教育観 ブラジルの哲学者パウロ・フレイレの著作にみる

 中南米各国で近年、ドミノ倒しのように左派政権が誕生している。一昨年10月末には新興国を代表するブラジルの大統領選でルラ元大統領(労働者党)が勝・・・

教育・文化2024.2.4 コメント(2)

「馬鹿にしている」――『妖怪の孫』の反響について 映画監督・内山雄人

 昨年3月17日に公開された「妖怪の孫」。しかし公開の前から想像もしなかった逆風にさらされた。    まず全国24館スタートという上映・・・

教育・文化2024.1.10 

大学でこれから、起きること 武蔵野学院大学特任教授・島村英紀

 日本の注目論文は、1位中国の7%。イランに抜かれ、過去最低の13位に転落した。引用された回数の多い論文の数で、注目度が高いことを示す。 &nb・・・

教育・文化2024.1.10 

映画で若い世代に伝えるガザ地区の「素顔の日常」 ユナイテッドピープル代表・関根健次氏の講演より

 福岡県立ひびき高校(北九州市戸畑区)の生徒らによる映画『ガザ 素顔の日常』(ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネル監督。2019年公開・92・・・

教育・文化2023.12.28 

加速する軍事研究と科学者の倫理――「新しい戦前」に再び動員されないために 名古屋大学名誉教授・池内了

■科学・技術と戦争の関係    最初に、科学・技術と戦争の関係を言っておこう。戦争に科学・技術が使われるということだ。科学・技術は兵器・・・

教育・文化2023.12.23 

「みんなの居場所」小倉・昭和館が復活 焼失から477日目に 映画人が後押ししクラウドファンディングで支援集まる

 2022年4月と8月に2度の大規模火災に見舞われた北九州市小倉の旦過市場――。その一角にあった老舗映画館「昭和館」(1939〈昭和14〉年創業・・・

教育・文化2023.12.19 

学問探究投げ捨てる愚行 議論もなくスピード可決した国立大学法人法改正 国立大学まで政財界の利権の具に

 臨時国会でひっそりと審議入りした国立大学法人法改正案が17日、衆院文部科学委員会で採択され、与党の賛成多数で可決された。同法改正は、一定規模の・・・

教育・文化2023.11.21 コメント(1)

広島市平和教育教材『はだしのゲン』削除問題を考える 日本図書館協会・図書館の自由委員長 西河内靖泰

 広島市教育委員会が、小学生向けの平和教育の教材からマンガ『はだしのゲン』を削除する方針を決めたことが物議をかもしている。市教委は2013年度に・・・

教育・文化2023.3.27 コメント(1)

大学でいま、起きていること 武蔵野学院大学特任教授・島村英紀

 2004年に国立大が独立法人化して以降、国からの運営費交付金が年に5%ずつ減少していくなかで、財政難が続いている。    独立法人化・・・

教育・文化2023.1.8 

軍拡にタガが外れた日本 名古屋大学名誉教授・池内了

 ロシアのウクライナ侵攻以来、日本では「敵国」の侵略を抑止するためとして軍拡が叫ばれ、軍事研究推進の提案が大っぴらに、かつ矢継ぎ早に公表されてい・・・

教育・文化2023.1.7 

朝鮮人虐殺にどう向き合うか――関東大震災から来年で100年 東京都人権部が映像作品を上映禁止に

 東京都の人権啓発活動の拠点「都人権プラザ」(港区)で開催中の企画展で、関東大震災での朝鮮人虐殺を扱った美術作家・飯山由貴氏の映像作品が上映中止・・・

教育・文化2022.12.27 

広島こども図書館の移転問題から考える「まちの図書館化」計画  日本図書館協会図書館の自由委員会委員長・西河内靖泰氏に聞く

 広島市は、「こども図書館」「中央図書館」「映像文化ライブラリー」を集約し、広島駅前の商業施設エールエールA館へ移転する計画を昨年11月にうち出・・・

教育・文化2022.10.1 

「遅すぎた目覚め」(抄)――山口県が生んだ詩人・礒永秀雄の戦後出発 

 現在、ウクライナ戦争を契機にして、軍事力強化や敵基地攻撃能力の保持、武力行使を可能にするための憲法改定が声高に叫ばれている。米中対立の火種がく・・・

教育・文化2022.6.16 

日露戦争の風刺画にみる現代につながる教訓 ウクライナ問題考える材料に

 ロシアのウクライナ侵攻が長期化するなかで、この戦争が事実上、ロシアvs.アメリカ・NATO諸国との戦争であり、西側がウクライナに火中の栗を拾わ・・・

教育・文化2022.5.23 

ウクライナ問題と生きたメディアリテラシー 子どもたちと今、何を考えるか 日本図書館協会図書館の自由委員会委員長・西河内靖泰氏に聞く

 ロシアとの戦闘が続くウクライナをめぐるメディア報道が連日くり返されるなかで、「ウクライナ頑張れ」「プーチンつぶせ」と叫ぶ以外に別の意見を持てな・・・

教育・文化2022.4.28 コメント(1)

「国籍を理由に排除せず」 国際図書館連盟が表明 “戦争中にこそ知識と異文化間の対話を促進する義務がある”

 ウクライナ情勢をめぐって、文化・学術界からロシアの芸術家や研究者を排斥する動きに反対する声が国際的に高まっている。とくに、図書館界では戦争・政・・・

教育・文化2022.4.18 

米映画監督マイケル・ムーアが批判するウクライナ報道 「戦争に巻き込もうとする背後勢力に抵抗を!」

 アメリカの映画監督マイケル・ムーアは16日、インターネットのポッドキャスト(音声番組)でウクライナをめぐるマスコミ報道を批判し、「アメリカ人を・・・

教育・文化2022.3.25 コメント(2)